遥か太古の話まだ天地の境が混沌とした時代天の王と地の王が己の領地を廓大しようと争っていたそれぞれに居を構える民たちは戦いに巻き込まれいつ終わるかわからぬ争いに日々恐々と暮らしていただが戦いに終止符を打った者が現れた誰も見たことがない白い体躯を持ったそれは天を飛び地を駆け天の王と地の王に言った「我はこの界の采配者なり」白いそれは一つの咆哮をあげ天地の境目を造り界の王になった