これは夢ですか/孫世代+セブ気がつくとそこは懐かしのホグワーツの廊下。
そこの床に私は寝ている、否、倒れている。
周りには生徒。
知った顔ばかりだと思ったが、よく見てみると全員知らない人間だった。
ただ一人を除けばみな私を心配の眼で伺っていた。
「あ、気がついた!?」
「君、大丈夫かい?」
「突然倒れたから心配したのよ」
「はっ。全然平気そうじゃないか」
「ちょっと、その言い方はないんじゃないの?」
「えっと…医務室、行く?」
六人がいっぺんに喋るので、頭が追いつかない。
まず、私は何故ここに居るのだろう。
確か私は死んだはず。
それなのに、生きている。
これは夢なのか…?
夢だとしたら、やけにリアルな夢だ。
「大体スリザリン生なんて相手にするとろくな事がないんだよ。」
さっきからやたらと失礼な言葉を吐くこの子供は、いつかの天敵を思わせた。
「兄さん、それは僕らに喧嘩を売っているの?」
最初に私に話しかけたこの子は、私の教師人生において一番の厄介者に似ていた。
だが額に稲妻の傷痕はなかった。
「そうよ、寮で判断するなんて最低よ」
赤毛の女の子がキツく言い放った。
その子もやはり、かつての教え子、マグル出身の女生徒に似ていた。
違うと言えば、そばかすがあることくらいだ。
「スリザリンの魅力をわからないなんて、どうかしているのさ。グリフィンドールにこそ、関わるとろくな事がないね。」
ふんっとふてぶてしく負けじと声を張り上げたこの子は、ブロンドの髪を後ろに流して額を露出させていた。
この子供も、いつかの自分の寮生に似ていた。
「あなたもそんな言い方無いと思うわ!グリフィンドールだって素敵なところよ…!」
うっとりと目を輝かせて訴える。
その子のたっぷりとした赤毛は、最愛の人の髪に似ていた。
「え、えっと………。とりあえずみんな落ち着こう?」
一人おろおろとうろたえるこの子供は、どんくさそうで、稲妻形の傷痕のある奴といつも一緒にいたお調子者にそっくりだった。
懐かしい顔を見ていると、ふと心が暖かくなるのを感じた。
残念なことに、この感情を形容するための言葉は持っていなかったが、きっと彼女がいう、愛、それに近いものだろう。
なぜだかひどく安心する。
今まで死んだことを後悔していたが、この子供達を見ていると、死んでもいいような気がしてくる。
それはきっと、僕が既に だから。
「あ!また気を失っちゃった!」
「ジェームズが大きい声を出すからよ!」
「それはローズだっておなじじゃないか!それになんだ、スコーピウスは僕より大きい声で怒鳴ってたろ!?」
「あんたよりはましだったと思うけどね?それよりこのチビがグリフィンドールを讃えるような譫言を言うから気を失ったんだ。」
「なんですって?だってグリフィンドールはいいところだもの!事実を言ったまでよ、ねぇヒューゴ?」
「えっ!?うん、そうだねリリー………?」
「さあみんな、仲間割れしてる暇はないよ。この子を医務室へ運ぼ…う…あれ?」
「あら?どこへ行ったのかしら」
「今ここにいたのに。ちゃんと見てたの、アルバス?」
「どうせ元気になって勝手にどっかいったんだろ?」
「でも……心配だなあ。顔色悪かったし。」
「ふんスリザリンをなめてもらっちゃ困るね。僕らはそんなにやわじゃないさ」
今のは未来だったのだろうか。
だとしたらば、未来が平和になってくれて、 。
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セブ逆トリップかきたい!
孫世代トリップかきたいうわあああ!
書いてもいいですか、読みたいと言って下さる方はおられますでしょうか………!?
連載にするんだったらこんな中途半端じゃなくて、もっとしっかり書きたいです。
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いや切実に!
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