TRIO!! | ナノ

わたしには、幼なじみが二人いる。


「ぴなこって、おっぱい何カップあんの?」
「X」
「XってABCD…後ろから三番目じゃん! すげー!」
「すごいでしょ。」
「グラビアよりでかいとか、ギネス更新じゃん!じゃあそれって着痩せ?」


アホみたいな顔してアホみたいな単語並べてアホみたいな口調でアホみたいなことを言うアホが一名。


「翔、アホすぎ。」
「え?」


翔よりアホじゃないマトモが一名。
ツッコミ待ってましたー!


「陽菜はどっから見たって、-Bだよ。」


前言撤回。
彼も母性本能をくすぐるらしい微笑み振り撒いているただのアホだった。
なんで胸のサイズにマイナスが存在すんのよ。


「まじかよ!ぴなこのおっぱい凹んでんじゃん!ある意味ギネス!」


そして何に感動してるんだ佐伯翔。


「だからいつも言ってるよね。
陽菜は最強だって。」
「はるの言ってること本当だったんだな!…ごめんな信じなくて…」
「いいんだ。今信じてくれてるなら嬉しいよ」
「はる・・・」
「しょう・・・」


何いちゃいちゃしてんだよ。
何男同士で見つめ合っちゃってんだよ。


「で、結局さ」
「陽菜は」

「「何カップなの?」」


こんな幼なじみを持ったわたしは、


「あんたら禿げろ」


苦労人です。



抜け毛にお気をつけて



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