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▽ ナイトメア・ナイトメイズ


ゲーム企画作成課題で作成した文章です。ひっそり気に入っているのでこちらで公開



魔法が広く認知された世界。魔法使いたちはそれぞれ一つの魔法を専門に選び、日々研究に明け暮れている。また、彼ら魔法使いを統制する魔法協会があり、有事の際に各魔法使いに指示を出す権限を有していた。

○この世界での夢について
夢は、集合的無意識と深い関係が有り、すべての夢が根底でつながっている。そのため、自分の夢から他人の夢へと渡ることができる。
また、メアと呼ばれる、人に悪夢を見せる魔物の存在が確認されている。メアの生態はほとんどが不明だが、その姿かたちや能力は夢を見ている本人の記憶や感情によって多少変化することが知られている。基本的にメアと夢の主は独立した存在で、彼らが一体化するというような現象は見られなかったが、ゲーム本編でその現象が初めて確認される。


 ある日突然、眠りに落ちたまま目覚めない奇病が流行り始めた。事態を重く受け止めた魔法協会は、夢を専門に研究している魔法使いのリチャードとその弟子コナーに、原因を解明するよう依頼する。
 夢の中に入れる魔法と、夢から夢へと渡る魔法を駆使して、患者の夢へと潜入することに潜入したコナー。しかし、そこは人に悪夢を見せて苦しめるメアの巣窟だった。
 襲いかかってくるメアを倒しながら、なんとか夢の最深部(=眠っている人の深層心理)にたどり着いたコナー。彼が見たのは、メアに半ば侵食された夢の主と、黒いフードをかぶった人影。しかし、その正体を突き止める前に人影は姿を消してしまう。
 意気消沈しながら現実世界へと帰還したコナーだったが、現実では一層奇病が流行りだしており、ついに師匠であるリチャードまで倒れてしまった。
 果たして、コナーはリチャードを救い出し、無事気病の原因を突き止めることができるのだろうか…!


♂コナー
主人公。夢の魔法使い(見習い)で、主にフィールドワークを担当している。
優しく素直な性格だが、意外としっかりもので、リチャードをよく補佐している。
まだ子供のため、難しい魔法はまだ教わっていないが、実践経験はかなりのもの

♂リチャード
コナーの師匠。ちょっととぼけたおじいちゃん。
コナーの祖父であり、忙しい両親に代わって彼を育てた。やや親ばか気味。
夢の魔法使いとしてはかなり高い評価を受けている



システム

○現実パート
 情報収集をしたり、夢の中から持ち帰った素材を使って新しい武器やアイテムを作成することができる。アイテムの購入も基本的にこのパート。
 また、夢の中で持ち帰ったメモ(キーアイテムなので、物語が進むにつれて自動で手に入る)を用いて、リチャードの研究資料を読み進めることができる。読み進めると新たな要素(夢の中での探索を手助けする魔法の追加など)が解禁される。

○夢の中パート
 夢の中を探索するパート。コナーの夢が拠点となっている。患者の夢へと潜入する他、コナーの夢の探索もでき、フリーダンジョン扱いとなっている。一定の深度まで潜ると、彼の過去を垣間見れたり、能力値がアップしたりすることがある。
 また、現実パートで悪夢に悩んでいる人を発見すると、行き先に彼らの夢が追加される。こちらは探索、メアの討伐を目的としたクエスト扱いとなっている。クエストを無視しても本編進行に影響はない。
 患者の夢へと出発し、そこのボス(夢の主と一体化したメア)を倒すことで本編が進行する。ボスを討伐することで夢の主が仲間となることもある。

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