最近プリキュアを見ています。
2018/11/02

多分ちゃんと見出したらハマるんだろうな〜と思っていたが、
案の定、毎週の放送が楽しみになったプリキュア。

初代の『ふたりはプリキュア』ですら
世代ではなかったので、
正直言ってなんかヒラヒラチャラチャラしてんなぁ
くらいにしか思っていなかった。
今でもヒラヒラ装飾が盛り盛りだなぁとは感じているが。

3歳の娘がプリキュアを嬉しそうに見ているので、
こちらもウッキウキで塗り絵を作ってあげたり、
UFOキャッチャーでバッグを取ってあげたり(家族が)
主題歌を一緒に歌ったりしているうちに
愛着がわいて好きになった。

といっても、娘が興味があるのは
歌と、オモチャのCMと、変身シーンくらいなので、
アニメのAパートあたりはてんで興味を示さない。


今年のプリキュアシリーズは
『HUGっと!プリキュア』で、
プリキュアに変身する女の子達が
育児をしながら学校に通いつつも
ブラック企業モチーフの敵を倒す、
なんとも涙ぐましい感じの内容だ。

ワンオペ育児やら帝王切開やら
親にも引っかかる要素が多々でてくる。

正直な話、ハマっているとはいっても
アニメ放送中は貴重な家事タイムなので、
子供達がオシマイダーと闘ってる間に
こちらは洗濯物を
やっつけてしまわないと
家がしっちゃかめっちゃかになる現実があるので、
フルでは見られないのだが、
後半とエンディングのダンスは
テレビの前で嬉しそうに見ています。

ダンスはようやく歌って踊れるようになった。
CDもレンタルして車で移動中に聞いているのだが、
なぜだろう、なぜか泣ける。


曲名は『HUGっと!YELL FOR YOU』という。
なんでもかんでもハグっとをつけるので
打ちにくいことこの上ない。
曲調はポップでキャッチーな覚えやすい歌。うーん味のない説明。

でもなぜか泣ける。
疲れているんだろうかと思うほど。

とくにグッとくるポイントは、
最後の方に
「わたしたち そばにいるよ」
というところ。
文字にすると輪をかけて平凡。
でも本当になぜなんだろう、
CGのキュアエールが人差し指を立てて
こっちに近づいてくる画面で
このフレーズが流れる。
その部分は彼女の声優さんが歌っている。
声が高すぎず媚びてない元気な声で
歌のメロディーは低め。
語りかけてくるような感覚になる。

今、ひとつ思いついた。
娘がこの先辛いことがあった際、
「私たちがそばにいるよ」と
励ましてくれているプリキュア達、
そしてそれに勇気づけられる娘の図が
この曲で浮かんでしまうのだ。
なんとなく、これかもしれない。
涙腺を刺激する不明要素の正体は。

そう考えるとやたらこの曲が
良い曲に思えてきて、
歌詞を追いながら2番へ進む。
そして大サビ?というんだろうか
最後の最後のサビ。
例の「わたしたち そばにいるよ」の部分。
長いので「わたそば」と略そう。
「わたそば」の箇所で流れてきた歌詞は


「わたしたち はばたけるよ」


まさかの「わたはば」だった。
ここでそうきたか〜と思ったのには理由があって、
主人公のキュアエールの語源の話になる。

ピンクの子がみんなを応援するエール、
青の子がみんなを癒すアンジュ(天使)
黄色の子がエトワール(星?輝き?それ系)
赤の子がマシェリ(愛する人?)
紫の子がアムール(愛)
そう、フランス語をかじったことがある私は気づいてしまった。
エールって英語じゃね?
他のみんなフランス語なのにおかしくね?と。

エールは確か「空気」。はっ。
みんなを包むということ?
それがハグに繋がっているのだろうか?
深い。水圧で押し潰れそうな程深い。
そういえば英語でエアーって
飛行機の名前にも使われてるよね。
てことはエールは飛行機っていう意味もある?
だから「わたはば」に繋がる?
うわ、絶対はばたけるやつやん。
「わたそば」のところにコレ持ってくるんか〜。
微妙に語感の似ているフレーズをつかいながら
主人公の要素を歌詞に入れ込んで、
しかもフルサイズで聴かないとわからない
最後のサビにこれを持ってくるなんて、
凄すぎる。


そんな感じで4回ほど感動で泣きながら聴いた曲です。
よかったら聴いてみてください。


(ちなみに、エールは「翼」だそうです。)





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