◆『月影の鎖』感想

2014.10.29.Wednesday

タイトル通り、乙女ゲーのレビューです。
とは言っても、あるキャラルートの感想ですが…

…正直、ここまで乙女ゲーで心を抉られるとは(いい意味で)、思わなかったですね…

『月影の鎖』のFDを含め、フルコンプしましたが、一番好きなキャラがまさか、『榛名 望』くんだとは…
基本、私はメインヒーローが一番の好きキャラになるんですが…
まさかのダークホース…シナリオで心を抉られましたね…
病んでいるキャラって、特に好きでもなかったのに…寧ろプレイしてて、しんどくなるのヤだなぁ…と思ってたぐらいなのにな…

榛名は、主人公と似た者同士で、個別ルート序盤は、主人公は榛名に強く依存します。主人公にとって初めての理解者ができたことになりますからね。
それがそのまま依存するか、しないのかでルートが別れるわけですが…

依存ルートは、その名の通りで、どこまでも二人で堕ちていくんですね…
でも二人にとって、これはこれでいいんではないかと思ってしまうんですよね…
FDのアナザーエンドでのスチルは、CERO に一番ひっかかるスチルでしょうね!私は好物ですが←
いやはや、私でも驚いたスチルですから!そうきたか!…と。
でもここで、意外だったのは、榛名は完全には堕ちていないってことですね…堕ちてしまった主人公への責任を取っている…という感じでした。

この二人は、似た者同士だから、共感、共有することができ、相手を肯定することが自分を肯定していることになるんでしょうね。切っても切れない二人になるんですね。互いが互いの一番の理解者になります。
『痛みを伴わない愛』はない

そう主人公もいっているように、主人公は榛名に痛みを与えてしまうことにまりますが、互いに純粋な想いだけでは、ないということですね…

深いです。
ゲームというより、人間ドラマを見ているようでした。

今年プレイしたゲームで一番、印象に残りました。

スチルも榛名ルートが一番画的に印象的でした。
乙女ゲーでここまで綺麗なスチルは、滅多にないだろうと、うっとりしてました。

万人向けではないことは確かですが、甘い乙女ゲーで食傷気味でしたら、こちらをオススメします。





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