ちょ、なんだ?
この得体の知れない荷物は…
開けたらドカンとかないでしょうね?
私が死ぬのは構わないんだけど、それだと長年お世話になってるこのマンションに迷惑かけちゃうじゃない。
とか考えていたら眉間にシワが寄ってしまった。
もう。若くないんだから、肌は大事にしないといけないのに。
しまった。
話がズレてしまった。
えっと…この荷物の差出人は…名前からして服屋さん、かな?
やっぱりあたしが覚えてないだけで、また何か大量買いしちゃった、とか?
段ボール、やたらと大きいしさ。
うちの住所が違うとか、気になるところだけど、開けてみたら分かるよね?
『……』
わからなかった。
その中には制服と体操服とかが入ってたけど…
は?制服?
あたしが高校卒業したの何年前だと思ってんだ!!
怒りに燃えながら、もう一回段ボールに貼ってある伝票を睨むと、ソコには更なる衝撃的事実が書かれていた。
『帝丹中学制服一式…中学の制服だぁ!?』
そらみろ!やっぱり間違いじゃんか!
どんなに若く見積もっても成人してないとか無理があるっていうのに、中学生の制服だって?
はっ、笑いのネタとしてもツマンナイね。
フンっと勝ち誇った様に腕を組んでみたら、何故か違和感が…。
あれ?
なんか胸が…
恐る恐る服を引っ張って覗いてみるとまたなる衝撃的事実が広がっていた!
あたし自慢のバストが、ない…だと!?
えっ?何これ。
嘘でしょ?
あたし高2の時にはFあったよ?…あれ?
今はひっそりと膨らみを主張する程度の胸にショックで頭がフリーズした。
え?何これ?
何てドッキリ?
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