新大阪駅に着いてみると、和葉ちゃんと服部くんが改札で待っていてくれた。
「なまえちゃーん!こっちやで!」
『和葉ちゃん、服部くん久しぶり!元気そうやん!』
「ホンマに久しぶりやなぁ。まぁ、しょっちゅうメールしとったから、なんや変な感じやけど」
『ホンマになー。まだ会ったん2回目とか信じられへんよな』
そりゃあ、出会った日から連日メール貰ってれば、仲良くもなるってもんだ。
しかも二人揃ってメールのペースが早いこと早いこと。
よくまぁ次から次へと話題が出てくるもんだとこっそり感心してたくらいだもん。
「ほんでどこ行こ?まずは昼飯か?」
『せやね。ちょうどお昼な時間帯やし。うち、お好み焼き食べたい!』
「任せとき。俺のとっておきの場所連れてったるから!」
「それにしても、何やなまえちゃん、初めて会うた時と感じ変わらへん?」
『え?あー、髪巻いてるせいちゃう?せっかく大阪に招待してもらったんやからオシャレせな思うてちょっと気合い入れてきてん』
他は特にいじってないし、化粧もしてない。
強いていうなら、服その他が工藤夫妻セレクトってだけで。
せっかく買ってもらったんだから、活用しなくちゃ勿体無いと私服はほとんどあの二人が選んでくれた大量の服から選んでたりする。
おかげであたしが今まで持っていた服は全部部屋着と化したけど。
「ほな、つもる話は移動しながらってことで。行くで」
「あ、ちょっと待ってーな。なまえちゃん、行こ!」
『うん!』
今日から三日間の大阪旅行、本当に楽しみだ。
どこに連れてってくれるんだろう?
向こうにいる時は一人旅っていうと友だちのところに遊びに行くだけで、観光とか全然しなかったし。
今回もそれで全然OKなんだけど、二人は何か考えてくれてたりするのかな?
とりあえず今は本場のお好み焼きでお昼ご飯だ!
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