23/25 確か、オスカー叔父さんだったか。 教えてくれた。 料理が美味しいのは、そこに優しい愛情が込められていることの証拠なのだと。 そして、美味しい料理を食べると心が温かくなるのだと。 「晩は何が食べたい?今から買い物に行くんだが」 「んー・・・何でも良いや」 「それが一番困る・・・」 「なら私が言ってやるぞ!私は」 「肉が食いたい、だろ。どの肉だ?」 「何でも良い!」 「だからそれが困るんだって言って、」 「お前の料理は全部美味しくてあったかいからな!どの肉でも構わんぞ!」 あったかい、と言われて首を傾げるギルバート。 当たり前だ、料理は温かいものを出すのが常識。 でも、アリスが言っているのは温度の話じゃない。 「つまりさ、」 “料理” (ギルの料理には愛情がたくさん込められてるってこと) (自覚あるのかないのか知らないけど、ね) (ギルが作るものが何でも美味しいのは、きっとそれが理由なんだ) 母と子供たち← だって18巻のおまけページの絵見ましたか あれどう見たってギルの微笑みがお母さんでしょう!!← ← → |