ヒナタ成代
日向ヒナタ成り代わり男主(デフォルト:ヒムカ)

※すべての機種・キャリア・ブラウザで変換されるわけではありません。

第一部
・忍者登録番号 012612
・誕生日 12月27日(13歳・やぎ座)
・身長 154.3→158.3cm
・血液型 A型
・忍者学校卒業年齢 12歳

第二部
・忍者登録番号 012612
・誕生日 12月27日(16歳・やぎ座)
・身長 172.0cm
・血液型 A型
・忍者学校卒業年齢 12歳
・中忍昇格年齢 14歳

 キバに「ワン公」とか、シノに「むっつり」とか普通に言う。
 黙ってれば美少年だけど、口より真っ先に手とか足がでるタイプ。
 原作知識あり?

※話の都合上の捏造や妄想が含まれます。矛盾していても深く考えずに雰囲気で読み飛ばしましょう。
※ご都合主義万歳!




「ちょっくら転生してくんない?」
 そんな軽いノリで『世界転生機構』とか言うよくわからん組織の男に指パッチンされ、どう言うわけかオレは二度目の人生を送っている。
 家に伝わる武術(?)の修行をしたり誘拐されかけたり妹が生まれたり忍者学校に通ったり――今思えば、アカデミーの教室にもろドストライクなお姉さまが迎えに来たのがオレの人生で最高の瞬間だった。
「私から巻物を奪えば合格よ」なーんてドストライクなお姉さまこと紅先生が言うもんだから、当然「その巻物は一つだけっすかぁー?」ってな感じで聞いたわけだ。数は重要だよ数は。その問いにイエスとのお答を頂き、じゃあ一人一つがノルマってわけじゃないのかラッキー! とか思ったのも束の間、キバが合格するのは自分だとエキサイトしてどこかへ行ってしまった。三人でその一つを取れば十分だと思っていたオレには正に青天の霹靂。シノを説得して協力を得、二人がかりでキバを説き伏せた訳よ。その交換条件が「リーダーはオレ」発言。シノが手を抑えてくれなかったらキバを殴っていた自信がオレにはある。まぁ、何やかんやで及第点を貰い、紅班が無事に下忍としてスタートしたわけなんだが……。

 あれ、オレって意外と強いのか?

「確かに日向は木ノ葉の体術じゃ最強かもしんないけどな、最強に胡座かいてたら足下掬われるぜ?」
 床に這い蹲いこっわい顔で睨み上げてくる「ネジ兄」は、オレが普通に忍術を使ったのが余程お気に召さなかったらしい。女子も羨む美髪は所々が焦げ、独特の臭いを放っていた。人間って燃やすとすっげー臭いんだよね。
「実力を隠していたのか……?」
「いんや? 隠す実力なんかねぇから安心しろよ。正真正銘の日向の出来損ないさ。根性があるわけでも頭がいいわけでも努力家でもないし、自分を変えようとも思わないクズさ。三度の飯と寝床さえありゃ一生下忍のままだってかまわないし、この試験だってキバとシノの合格の手助けになればいいと思ってエントリーしたに過ぎない。まぁ、話を聞いてなくて手を挙げ損なったのはミスだったな。……オレだってさ、そのうちアンタと同じく分家の烙印を押される。けどネジ兄みたいに分家にも宗家にも縛られるつもりはない」
「何故そう容易く受け入れられるのです!?」
「……ハナビはさ、女の子なんだ」
「?」
「呪印なんて、可哀想だろ?」
「なっ、そんな事のために……」
「そう、そんな事だ。でもな、――『お兄様』って呼ばれてみろよマジで萌え死ぬから」
「――は?」
「あ、やべ。思い出したら鼻血出てきた」
「え、ちょ、ヒムカ様? は?」
「あ、ハヤテさんオレ棄権ね! ネジ兄が勝ち上がりって事でよろぴく!」
「……何なんだ一体……」

「ハナビに恋人が出来たら? 勿論祝福するに決まってるだろ。……あのなぁ、ハナビの恋人を否定するって事は、そいつを選んだハナビを否定するって事なんだぜ? ハナビが選んだ奴なら大丈夫だろ。――ま、ダメそうなら――――だけどな」


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