四センチが憎い
「トビ大好き!」
「わわっ、セイ!? 急に現れたらびっくりするッスよー」
「えー、トビは私のこと嫌い……?」
「大好物ッス!!」
「だよね!」
「っ……オイそこのお面馬鹿二人! イチャつくならどっか行ってやれ! うん!」
「先輩カノジョいないからって僻むのは良くないっスよぉー」
「そーだそーだ! チョンマゲのくせに生意気だぞー」
「髪型カンケーねーだろ! うん!」
「じゃあ、チビのくせに生意気だぞ!」
「オイラはチビじゃねえ! じゃあって何だじゃあって!」
「私より四センチも低いじゃない。チビ。――ああ、解った。だから髪型で嵩増ししてるんだぁー。ぷぷぷ、ダサ」
「っ、てめぇ!!」
「アジト破壊しちゃ駄目ッスよー」


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