▽■ 「うんめぇなコレ!」 「あたりまえです」 「…………」 ぱくぱくと火神程ではないが、よく食べるあおみねくん。バスケする人ってそんなにエネルギー消化するの?そうなるとテツヤの存在が危なくなるので思うだけにしておいた 「おかわり」 「青峰くん、怒りますよ」 「…………」 無駄だろテツヤ、あおみねくんなんだから。手渡された食器を持って、俺はキッチンへと立つ。テツヤに睨まれたこわい 「お前名前なんてーの?」 ぴく、ほんの数秒俺とテツヤが反応した。つまりテツヤは名前を言ってほしくないのだ 「………秘密」 「ヒミツだぁ?なんでだよ。あ、お前あれだな、黄瀬が言ってた奴だな?」 ギクリ、今度は思い当たる節がありすぎて心臓が跳ねた。まあキセリョって口軽そうだからこの展開はまだセーフなんだろう。キセリョには名前バレてないし。よかったさっき名前言わなくて。 内心ほっと一息ついてカレーを置いた 「ほんと怒りますよ…それ食べたら帰ってください」 「どうすっかなー」 「あおみねくん、黒子の言うとおりだ」 「じゃあ名前教えろよ」 「それだけど………火神が‘1on1で俺に勝てたら教えてやってもいーんじゃねぇの’って言ってたから火神に勝てばいいと思うよ」 「お、言ったな?絶対勝つ。一発で終わらしてやるぜ」 そんなこんなで帰ってくれるらしい。よかったよかった。しかし俺は見逃さなかった。テツヤが火神宛にメールを作成していたのを ← / → |