サボりたい。
ここ最近、いや現在進行形で思っていることだ。
というのも、せっかく任務から帰ってきたというのにまさかの立て続けに任務。エクソシストたるもの疲労は溜まる。疲労以外も溜まる……。
(だり〜どうせまたジジイとだろーなぁ……)
叶うものならついこの前突如として現れたなまえとがよかった。男だけれど、色気を感じたのだ。ちなみにそっちの趣味はない……たぶん。。まぁなまえなら……
「っていやいや、ナイナイナイ」
公では流せない映像が脳内を横切り思わず我に返る。
まだちゃんと話したことはないが、リナリーとユウとは親しいようだし、アレンなんて一足先に彼と任務に行ったとかなんとか。何で俺だけ。理不尽だ。
はぁぁぁ、と大きくため息をつきながら、開けた司令室の扉。
中で待っていたのは勿論、
「んえ!?!?」
「!、え?あ、ラビくん?」
見慣れたくもないパンダ目、じゃなかった……!退屈そうに壁にもたれ掛かっていたなまえであった。
「ラビでいいさ!!もしかして次の任務って、」
「んー、俺かな?コムイ室長も同行者いるって言ってたし、よろしくねラビ」
「こちらこそよろしくなー!その肝心のコムイはどこ行ったんさ?」
若干の興奮のせいで、差し出された彼の手をぶんぶんと振り回しすぎたが、冷静になって状況を飲み込んだ。
「ものすごい形相のリーバー班長に連行されてったよ」
「…………ナルホド」
任務までにまだ少し時間があるようだ。
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