※中学3生
    「おはよ、ツッ君」
    「ツッ君言うな。もー、いつまでも子供扱いはやめてよ、忍兄さん」
    「何言ってんだよ。お前なんてまだまだ子供じゃん。京子ちゃんにまだ告ってない癖にー」
    「うっ……」
    「草食系男子なんていくない、いくない。京子ちゃんみたいなタイプにはガンガン行かないと」
    「そ、そうかなあ」
    「うん。押し倒してそのまま既成事実を作っちゃえば解決だーい」
    「お前中学生に何勧めてんのおぉぉお!?」
    「高校になったら良いってのか。お前は性犯罪者予備軍か!」
    「幾つになろうと良くないよ! ていうかお前が言い出したんだろ!?」
    「何本気になってるの、ツナ怖い」
    「お前の発想が怖いよ」


    ※持田、了平と友達
    「俺の京子は今日も可愛い」
    「本当に剣介は京子ちゃん好きな」
    「当前だろ」
    「まあ、応援してるよ」
    「……」
    「何、その目」
    「いや、女好きのお前が女絡みで応援とか、聞き間違いかと」
    「んな訳ないだろ。本当に応援してるよ」
    「忍が色恋よりも友情を優先するなんて」
    「当たり前だろ。俺は浮気にも燃えるタイプだ。純情可憐な京子ちゃんが、俺とお前の間で揺れ動く様……可哀想だけど想像すると興奮を覚えるねっ……!」
    「……っ! ……貴様、人の女に手ぇ出すつもりか! この外道め! ……それ以前に京子に受け入れられている事が前提な話なのが解せんな」
    「お前には言われたくない」

    「……お前ら、先程から黙って聞いていれば人の妹で好き勝手な妄想しおって……極限に許せんぞ!」
    「わ、了平! ……流石に兄の前でする話じゃなかったな、悪い。ほら、剣介もあやま」
    「謝って許せるか! 沢田、お前は今すぐボクシング部に入れ!」
    「すいません許してください本当にごめんなさい勘弁してください」
    「必死だな、忍」
    「そうだ、了平! 剣介も同罪なんだし、こいつも勧誘しろよ!」
    「こら! 忍! 貴様何いって」
    「持田はいらん」
    「えっ」


    ※雲雀
    「オレンジ頭の君。校則違反だよ」「なーに言ってんの、きょーやん。俺とお前の仲じゃん。固いこと言わない言わない」
    「どんな仲だったかな。覚えていないよ」
    「あっはっは、小学校からずっと同じクラスなのにつれないなー、きょーやん」
    「その呼び方やめてくれない。不愉快だ」
    「きょーやん」
    「咬み殺す」
    「悪いがきょーやん。俺はそっちの趣味はないんだ。熱い愛をぶつけられようとも俺は女の子しか」
    「死ね」

    「忍兄さん、その怪我どうしたのー!?」
    「友達で遊んできた」
    「ドMか」


    ※まわりくどい
    「忍兄さん、携帯鳴ってるよ」
    「おうおう。あ、ルッス姐さんだ」
    「えっ、忍兄さん、ルッスーリアとメールしてんの!?」
    「うん。あの人可愛いじゃん」
    「えええー……」
    「了平の事気に入ってるみたいだし、あわよくば俺を通して上手くいかないかと」
    「忍兄さん、京子ちゃんのお兄さんと友達だよね。良いの、それで良いの」
    「おっと、そこまでだ。これから俺は合コンに行く時間だからな」
    「合コン? はあ、誰と」
    「ロンシャン君達と」
    「ろっ、ロンシャン!? 忍兄さん止めた方が良いよ! ロンシャンの集める女の子は危険だ!」
    「黙れ、ツナ! 危険であろうと欲の為なら飛び込む! それが男だろ!」
    「忍兄さん!」
    「それに。あわよくばパンテーラちゃんと仲良くなれるかもしれないじゃないか」
    「なれるか」


    ※どっちにしろ変態だと認識している
    「あ、むっくん」
    「……その呼び方はおやめなさい、沢田忍」
    「良いじゃん良いじゃん、むっくんツナの体狙ってるんでしょ? 上手くいったら俺の弟になるんだからさ」
    「沢田綱吉の体を手に入れたとしても君の弟になるつもりはありません」
    「……えー、俺を殺すとか言う訳?」
    「それも良いですね」
    「母さんも?」
    「ご安心を。彼女には危害は加えませんよ。大人しくしていればの話ですがね」
    「むっくんは熟女好きなんだね」
    「おだまりなさい」
    「否定しないの」
    「彼女の年齢ではまだまだ熟女とは言えないでしょうが」
    「え、あ、突っ込むとこそこじゃ…………はい」


    ※マフィア
    「忍は実践空手をやってるんだったな」
    「そーだよ、りぼっち」
    「よし、忍。お前もマフィアになれ」
    「何言ってんだよ、リボーン! 兄さんまで巻き込むなよ!」
    「うるせえ、黙ってろツナ。で、どうするんだ、忍」
    「いや、りぼっちの誘いは嬉しいけど、俺血生臭いのはちょっと……」
    「マフィアになればモッテモテだぞ」
    「なる」
    「どうしようもねぇな、お前」


    ※獄寺
    「お兄様! おはようございます!」
    「やあやあ。獄寺君。所で、君。今日は何日か分かるかい」
    「2月14日っす」
    「そう、バレンタインデーだ」
    「あー、そうっすね。面倒臭ぇ、ふけようかな」
    「何いってんだ! 授業に出ろ!」
    「お兄様! ……しかし、女子がうるせーんです。だから」
    「女子が騒いだぐらいで何だ! マフィアならドンと構えろ! うだうだ言わずにチョコくらい全て受けとれ!」
    「!」
    「だが……もし食いきれないって言うなら。俺の所に持ってこい。幾らでも食ってやる」
    「お兄様……!」

    「て事があったんです。流石十代目のお兄様ですね! しびれました!」
    「獄寺君あの人に騙されてるよ」


    (2011.07.21)


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