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ヨン竹シリーズ‐10‐* [ 191/196 ]
うだぐだと考えているとヨンファの欲望がそこに触れた。火傷するような熱さを感じてビクリと腰を震わせればそれがいきなり押し入ってくる。
息を吐くことも、吸うこともできずに酸欠の金魚のようにパクパクと口を動かしていると、ヨンファの唇が重なる。人工呼吸のようなキスで酸素は足りたが息苦しさは消えない。
ぎゅうぎゅうに狭い器官を押し上げてくるソレを、追い出すように力を込めるがそれすらヨンファの笑みで一掃される。
「力、抜いてくださいね」
駄々っ子に言い聞かせるような物言いに悔しさを覚えるが、その言い分はもっともだとも思い力を抜こうとした。
その隙をついて、ソレが最奥まで押し入ってきた。
「…う、ぁ……っ」
焼け付くような痛み。内臓ごとひっくり返りそうになる。
「狭い…」
「……ぬ、け…」
「無理ですね」
何故、こうも冷静でいられるのだろうか。悔しくて必死で睨み付けるのだが、それすらもヨンファには通用しない。
最奥を貫いたかと思うと、ギリギリの所まで引き抜かれる。そのたびに洩れる水音に耳を塞ぐ間もなく責め立てられる。
竹中の思考回路はだんだんと消え失せていった。
「あのー竹中さん?」
暫く後、
ヨンファに対して口をきくどころか目を合わせることしない竹中と
その竹中に必死で謝っては鉄拳をくらうヨンファの姿が
しばしば艦内で見られるようになったとか。
―end―
とりあえず一区切り((;・・ヘ) 最後短くてすみません…
とはいえこのCPかなりハマっちゃったんでまた書くと思います。でもとりあえず区切っておかないと…
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