聖なる夜に
タケル独白。


きらきらと小さな光の粒が夜の街に降り注いでいた。
僕にしか見えないのだろうか、道行く人たちがみんな気にしないその光は地面に降り積もることなく消えていく。
これはなんだろう。
空を見上げると煌々とした月から落ちてくるようで。
月が泣いているのかな。
そんな恥ずかしいことを考えた自分にちょっと笑った。
ロマンチックな光景。
君にも見せてあげたいなぁ。
帰ったら話してみようか。
僕は家路を急いだ。






聖なる夜に

(主が生まれた日を月も泣いて喜び祝った)
















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