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「おはよう、ジェイド」

赤髪の少年は横たわる一人の男に挨拶をする

十分過ぎる無垢な笑顔が朝から眩しい…そう考えながら横の男はむくりと起き上がった

「……おや、早いですね、ルーク」

起き上がってから眼鏡を手に取れば胸元に人の温もり、先程の赤髪の少年は<ジェイド>と言う男の胸元に飛び込んでいた


「っ…、まずはおはよう、だろ!?」


ルークは挨拶は礼儀だろ?と言わんばかりの瞳で見つめてくる

まさか彼に注意をされるとは…と含み笑いをしながらジェイドはルークの顔をじっと見つめ返した

「そうですね…まさか貴方に忠告されるとは……おはようございます、ルーク」

ふふ、と笑いながら返答をすればジェイドはそっとルークの額に口付けを、



ルークは顔を赤らめて顔をジェイドの胸に擦り付けた



「おや…恥ずかしがり屋さんですね、ルークは」

「そ、そんなすぐに慣れるものでも無いだろっ」

ばかやろー!と言いたげな口調で反論するルークは、ジェイドにとってはただの可愛い子でしかなく


「もう少し愛でれば慣れますか?」と冗談半分に問い掛ける


「っ……///」


更にきつく抱き付いて顔を隠すルーク、少しだけ苦しそうにするが優しい笑みをしながら頭に手を添えて撫でるジェイド





「――…嘘ですよ、」




くすりと笑い ルークの耳元で囁けば自らも小さい身体を抱き締めた






例え世界の終わりが近付いたとしても
、今のひとときはきっと消える事など無いだろう




こんな事を思っているのは私だけだろうか、と 少し感傷的に考えてはみるが 最早時は既に遅く

今感じている温もりを守り続ける事に意味がある…と




目の前の温もりがもぞりと動く

「どうしたんだよ?ジェイド」
「いえ、何でも」

「隠し事はダメって言ってるだろ」
「隠し事なんてしてませんよ、ただ………私は、」

「………?」








貴方を愛している、と



心に誓っただけですから……








―― fin. ――

















etetnal song.


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