作戦1、告白してみる
「二宮さんアイ、ラブ、ユーーー!!」
「やかましい。帰れ」
隊室に飛び込んで行けばさらっと流された。
というか!帰れって!
「酷いです二宮さん!それ答えになってませんよ!私がアイラブユーって言ってるのに!」
「だから何だ帰れ」
「とか言って私が帰ったら1人になっちゃうから寂しいじゃないですか!」
「…………」
「わー、二宮さんの目が冷たーい」
何言ってんだこいつって視線が語ってる…
目がめっちゃ怖い!むしろ全体的にオーラが怖い!でもでもそこがまた良い!かっこいい!
「なんかその冷たい視線が逆に興奮してきました!」
「やめろ変態」
間髪入れない二宮さん流石!
「二宮さん愛してます!」
「……黙れ」
「二宮さん?」
あれ?二宮さん今なんか反応違くなかった?脈あり?希望がある?両想い!?
ドキドキしながら二宮さんを見つめていたら顔を掴まれた。目元に手があるせいで何も見えない。…ていうか!
「いいい痛いです二宮さん!?」
「だったらさっさとトリオン体になってブース入れ」
「お相手してくれるんですか!」
「二度とそんな下らないことが言えないようにしてやる」
「やったー!二宮さんと模擬戦ー!」
「はしゃぐな」
「はーい!二宮さん大好きです!」
「……っ、覚悟しろクソガキ」
やっぱり反応が違う!無視されない!
言葉はキツイけど優しい二宮さんに頭を掴まれてブースに放り込まれた。…あれ、優しい?…気がしたんだけどなー?
あ、放り込んだあとこっち確認してくれた。
やっぱ優しい!!気にしてくれてる!
「二宮さん!もうもうほんと大好きですーー!!」
その声が聞こえたのか聞こえなかったのかは分からないけど、模擬戦でボッコボコにされた。
作戦1の結果
告白してみたら脈アリな気がする!
(ポジティブですね……ていうかいきなり告白?)
(だって1番言いたいことだったからね!出水くん!次はどうしようか!)
→作戦2!
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