▽小噺1

・みっちゃんと!(三浦優花の場合)
「光忠さん、お野菜ここに置いておきますね!」
「うん、ありがとう。わ、こんなにたくさん!ごめんね、重かっただろう?」
「いえ、わたしだって脇差ですから!あ、何かお手伝いすることありませんか?私にできることならお手伝いしますよ!」
「じゃぁ、野菜の皮むきをお願いしようかな?量が多いけど大丈夫?」
「えぇ、慣れてますので。今日はカレーですか?」
「うん、短刀の子たちが頑張ってくれてるからね。少しでもお礼をしたくて…」
「きっと喜びますよ、みんな。光忠さんのご飯美味しーんですもん。詩織ちゃんには負けますけど!」
「あはは、勝てるように頑張るよ」
「無理でしょうけど頑張ってくださいね!私の舌を唸らせるくらいじゃないと、大倶利伽羅さんに詩織ちゃんを渡しませんから」

「うふふ」
「あははっ」

「な、なんか厨から冷気が!?」

→優花の仲良しな刀剣はみっちゃん。普段はほのぼの夫婦みたいな二人だけど、詩織とくりちゃんの恋愛事情になったら嫁姑バトルが始まる。なぜかみっちゃんが認められれば、交際を認めることになってるらしい。この二人に愛情が目覚めることはまずない。


・三条+αズと!(九頭龍千鶴の場合)
「うふふ、良い天気ですねぇ」
「よきかなよきかな、短刀たちも走り回って平和だな」
「太陽の光を浴びて私の毛並みも、いつもの数段艶めいておる。あとで優花にでも毛並みを整えてもらおう」
「ふわー、あったかいですねぇ岩融」
「がははっ、うっかり寝てしまわんようにな!」
「うん、こんないい天気の日は加持祈祷が捗るよ」
「君のそれ、天気関係あるのかい?それにしてもこんなに平和だとやれ驚きだ!とも言いにくいな」
「驚きよりも、温かいお茶と美味しいお茶菓子が欲しくなりますねぇ。燭台切さんか歌仙さんにお願いしましょうか?あ、私が入れてきてもいいですねぇ。久方振りに厨に入りたいです」

「「「「「「それだけはやめて!」」」」」」

「今度は厨を爆発なんてしませんよ。心配性ですねぇ」
「いやいや、君のそれは驚きをとうに越している!」
「あのあと、光忠がどれだけなげきかなしんだことか!」
「毎回豪華だった食事が一気に質素になったんだぞ!」
「お茶が欲しいなら私がいれる!だから貴様は動くな!」
「そ、そういえば青江から美味しいと評判のお茶菓子をもらっていたね。よければ食べるといい!」
「ほれ、菓子だ。たんと食べよ」

「ふふふ、ありがとうございます」

→基本的にほのぼの年長者ズ。時間の流れがめちゃくちゃ遅く感じる人たち。このメンバーでいるときに限り、鶴丸は悪戯をしないし、ツッコミ役に回る。それほどまでに酷い千鶴の料理スキル。単体同士だと割と矢印を向けられてる。

・まんばちゃんと!(二宮詩織の場合)
「大倶利伽羅さんだと思った?残念、まんばさんでした!」
「どこに向かって話しているんだ、あんた」
「大倶利伽羅さんとのいちゃいちゃを期待した人たちですよ。ま、それは置いておいてまんばさんに突っ込みを入れて欲しかったんですけど…」
「写の俺に突っ込みを期待するなんてな…。悪かったな、望むような突っ込みが出来なくて」
「もう、卑屈は山姥切さんのアイデンティティーですけどわたしの前でくらい明るくなってくれてもいいじゃないですか。それに、突っ込みをしてくれなくても卑屈でも…山姥切さんの隣は居心地がいいですから、それだけでいいんですよ」
「…っ、あ、んたのためになったんならいいんだが!写の俺なんかの隣にいて居心地がいいとか、あんた変わってるな」
「山姥切さん優しいですもん、人気者ですもん。遠くから眺めててもそりゃ楽しいですけど、山姥切さんさえ不快でなければこうして側で何気ないお話をするのが楽しいんですよ。あっ、無理にお話してくださいって言ってるわけじゃなくってですね!」
「分かってる。あんたは、無理に会話をさせようとしないから…俺も側にいて楽だ。だから、気を使わなくていい」
「分かってるならいいですよ、もうっ!大倶利伽羅さんといえ、山姥切さんといえなんでこんな急激にデレるんだろ…恥ずかしい」
「…あんた、同じ刀派の脇差には砕けた話し方をするな。不都合さえなければ、俺にも同じような話し方をしてくれないか?う、写の俺なんかが頼みごとをするなど不愉快かもしれないが!」
「い、いえ…大丈夫ですから、卑屈にならないでください!なら、これでいい?わたし敬語外すとちょっと冷たく聞こえるみたいなんだよね。だから気にしてたんだけど」
「敬語とやらを使っている方が、距離を感じる。そちらの方が…友人…っ、みたいで…いい」
「友人、かぁ。すごく嬉しい!なら切国ってわたしが呼ぶから、詩織って呼んでよ。あんたって呼ばれるの少し寂しかったの」
「し、詩織さえ良ければ呼ばせてもらう!」
「えへへ、切国だいすきっ!優花ちゃんと同じくらいだいすきっ!」

→二人は仲良し。まんばちゃんは大倶利伽羅が詩織に懸念しているのを知ってるが、詩織と友情を築くのに意識を集中させているので言葉の意味とかあんまり深く考えてない。後日嫉妬の炎塗れの大倶利伽羅と手合わせして、お互い中傷になる事件が起こる。詩織すき(友愛)と詩織好き(恋愛)のバトルは詩織が本丸にいる限りずーっと続く。


・加州くん&乱ちゃんと!(七瀬月の場合)
「ねぇねぇ、この色加州くんに似合うと思うんだけどどうかなぁ?」
「きれーっ!これどこで買ったの?いいなぁ」
「加州さん、爪紅好きだよね。ねっ、ボクには何かないの?」
「んふふー、乱ちゃんにはこれ!青色かピンクかで悩んだんだけど、乱ちゃんの可愛さを出すためにはやっぱりピンクかなーって!」
「これも可愛い!いいなー、現世でいっぱい買い物してみたいよ…」
「ボクたち基本的に買い物とか行かないしね。っていうかボクたちを着飾るのはいいけど、月はなんかしないの?これだけ色々集めてるんだから興味がないわけじゃないよね?」
「色々集めて、可愛い子を着飾るのが好きなの。装飾品だけじゃなくて、服とかお化粧とか私が可愛い子を更に可愛くするの!加州くんも乱ちゃんもすっごく可愛いくて、楽しいよ」
「どうせなら月もデコっちゃおーよ!3人で大変身して、みんなを驚かせよ!」
「いいねぇ!だったらボクたちを月が可愛くして、月をボクたちで可愛くしよ!月もいいでしょ?」
「え、私なんて平凡顔だから手を加えてもあんまり変化ないと思うんだけど?ま、お洒落するのは嫌じゃないし…2人の隣に立って醜態晒さない程度にお願いしまーす!」
「「いえーいっ」」

→圧倒的女子会。可愛い物が好きで、可愛い人が好きな月は暇があれば様々なジャンルに手を出して、お気に入りの子たちをデコってる。特にお気に入りは加州と乱。あまりに可愛すぎて、奇声を発するほど。非番の日には手作りの衣装を2人に作って着せるのが楽しみ。加州と乱はそれなりに可愛くてお洒落好きなくせにお洒落をしない月をデコりたくて仕方がない。なんだかんだ言って3人でお洒落しあうのがすき。基本友愛を貫きます。




2016/01/28 23:10(0)


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