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 テラフォーマー再来訪
││2014/10/22 18:07


 全国的に寒くなった今日この頃。
外が寒くなる、冬の来訪はGの進入確率を上げる。

暖かいところで越冬したい――そんなささやかな望みなのかやつらは色んなところから飛来する。それでも密閉率の高い割合つくりのしっかりした現在のマンションはアパートや一戸建てよりは侵入を阻む確率が高いのだが、それでもどこかからもぐりこむ。

ちなみにうちの家族は全員 G が駄目なので大抵私が始末する事になる。

 夏場はうちのベランダにはGが良く飛来してくるようだ。
私はそれを知ってから10年ぐらい夏の夜のベランダには極力出ないことにしている。
タバコを吸う旦那と、外が大好きな子供たちはそれ故に、何故か自分たちの顔面を狙って飛来するGの来襲に晒されているのだが、その時は大パニックに陥るくせに懲りずにベランダに出る。私は出ない。
タバコをやめられない旦那は出るしかないんだけど、この時飛来するGは撃退してるようだ。それどころか、なんか観察している節がある。
今年は何匹か飛来して、そのうち1匹残して全部撃退した(殺しては居ない。追い出してるだけ)が、一匹だけバルコニータイルの下に逃れたやつが居て、触るのがいやなのでそのままほっといたら、夏中ずっとそこにいて、最後食べ物がないせいなのかふらふらになって、死んでしまったそうだ。
「何故飛べるのに(うちまで飛んできたのに)出て行かないのだろう?」と変な感想を漏らしていたが、ひと夏中 G がタイル下に潜んでいたのかと思うと鳥肌しか出ない。

大体問題はこの出入の瞬間を狙って入り込むやつが居るってことである。
よく、ベランダに布団干しに出た瞬間とかに入り込まれなかったな(涙)と思っていたのだが、この隙間から入り込む(どうやら出入口に待機している)が一番危険なのは秋口なのだ。今まで外で生活していたGや蜘蛛が入り込んでくる季節。
十分注意していたのだが、やられたと思った。いや蜘蛛ならいいんだよ。クツワムシもまあ我慢した。Gよかましだ。(でもクツワムシ緑色ででかくてこわい)

おとつい最後の晴れだとニュースで言っていたので 干した 時に入られたらしい。
サンルームに G 出現。旦那はまだ帰ってない、 私 10歳・6歳で大パニックに陥った。

サンルームは完全密閉状態だが、バルコニー側に普通に扉があって出入りすることが出来る。普通布団を干す時には和室側から私はやるんだけど、旦那が無断で G を夏中飼育していた(ベランダタイルの下で(滝涙))という衝撃の事実を知ってから、和室側を怖くて開けられなくなったのだ。次の連休にタイル下の除虫をしようと思っていた矢先だっただけに、「あーっ、チクショー!」と思ったわけで。

サンルームを閉めてバルサン炊くのが正解なんだろうけど、うちとても狭いんで、子供が出来てからサンルームを 殆どウォークインクローゼットにしてしまっているのが問題。
服の移動先がないってのと、服にくっついて中に入ってこられたら 第二次防衛ライン(サンルーム)まで突破されたことになってしまう。ちなみに和室は寝室になっているので、私がベランダ側の窓開けられなくなった理由を察してくださいw いきなり防衛ラインが第三次まで後退するのを避けたかったから!

 凄く悩んだ挙句、とりあえずGが出現したあたりと、逃げ込んだだろうたんすの隙間のある前のハンガーにかけてあった分だけ慎重にサンルームの反対側に全部寄せて、ゴキジェットを使うことにした。

 このゴキジェットの威力は証明済みで、トイレで先日Gを文字通り雪隠詰めしたら、瀕死になって出てきたという アレでございます。

トイレはまだ逆にいいんですよ。トイレって空間にバルサン炊いても死ぬような生き物とか痛んで困るものがないんで。トイレグッズなんかどーでもいいし(100円ショップ品だし)むしろ全部買い換えたいので 実際買い変えたばっかだけど G と引き換えなら安いもんだわ。

密閉できないから、たんすの裏側に噴射して、でもあんまり威力ないんじゃないかなあ・・・・・・と思いつつ

 6歳に特攻してもらいました。w

6歳、「なんで?」といいつつ、10歳の超逃げ腰役立たず男よりは腹が据わっており、たんすの後ろ側の隙間に屈みこんでブシューと。5分ほど置いてまたブシュー、ブシューと3回目(15分目)に行ったときに、「お兄ちゃんずるい、やってよ!」というと、兄貴がさすがに情けないと思ったのか渋々4回目の噴射に。

「ホントにこれ効くの?」
「わかんないけど、多分・・・・・・ レッドなんとかっていう超効く毒薬とかあればなあ」
「テラフォーマー死んで無かったよ」
「密閉できないから威力が分散してそうだけどな」

 といって、5回目、6回目・・・・・・

もうなんかたんすの後ろの見えないところで死んでそうでやだな。でも死んでないかもなーと思ってかなり諦め気味になっていたところで、
「ちょっと、8回目の噴射がまだだよ」というと、なんか二人で慣れてきたのかゴキジェット持って噴射しに――――

「デーーーーーーーたーーーーーーーー!!!!」
「きゃああああああ」
 と、前回の私、トイレで遭遇 G と全く同じ悲鳴を上げて二人で逃げてった。

またまた瀕死のGが這い出てきていて、痙攣してるし。

うう・・・・・・このしにかけの状態がまた怖い! 妙に怖い! 大体じりじり逃げてるじゃん!

でもすっげ効くなこのゴキジェット。何の成分なんだよ(涙)

二人とも全然駄目、全く駄目。てんでんばらばらに逃げていって、10歳は自分の二段ベッドの布団で丸まって震えてるし、マジ泣きしてるし、6歳は和室の押入れにはいってでてこねー。しょうがないので私が更に噴射して弱らせたのを、またまたほうきで掃いてちりとりで外に捨てに行ったという。

 超絶役に立たない家族をもってしまった。

6歳がまだ使える ところがあるかもしれない程度だ。

やり場の無い怒りw

 つい最近、何かの相談室で新築の家にGが出て(多分一軒屋・年に1回か2回は外部からの進入を許すっていう意味でしょうがないと思う。特に飛来するのが防ぎようが無いもん)旦那がそれを発見し、大嫌いで怖いんだけどなんとか始末して、トイレに出たときの私の事後と同じように、かなり必死に綺麗にしたんだそうだ。良く判る。Gが触れた部分をどうにかしないとたまらない。ちなみに私は今たんすの後ろをどうやって拭けばいいんだと悩んでる。サンルーム(バルコニーと併用するコンセプトなので外の素材なんですね)は下がレンガタイルなのでそれはもうしょうがないので普通に拭くぐらいしかできねーのであきらめたけど、これが家の廊下とかだったらそりゃもう全力で拭くだろうよ。そうやって処理してぴかぴかにした旦那のところに出かけてた奥さんが帰ってきて、「どうしてこんなに綺麗にしたのか」と聞かれたので旦那が「Gが出たから」と言ったら、「なんでそんなこと教えるの!」とちょーーーーーーーーキレられてめっちゃキレられて凄かったんだそうだ。なんで俺G始末して、聞かれたから言っただけなのにそこまで怒られるの? と旦那さんが相談室でぼやいてたけど、私はこの旦那さんには 心底同情する。そしてこの旦那さんの奥さんに、うちの旦那の有様を突きつけてやりたい。

 そして私は割合うちの旦那のほうが多数だと信じてる節が在る。
いやそうに違いない。以前付き合ってた男(結婚前)もGが出たら私に逆切れして「お前がなんとかしろ!」って本気で怒ってた。本気だった。
 よーするに、大抵の人間はGが駄目で、日本男子は G と戦う勇気を大抵持ってないのがデフォルトなのだ。
10歳見てると、テラフォーマーに描かれている「同族嫌悪 (G だけ特別嫌うw)」という訳のわからん神様説を本気で信じたくなる。

 まあ何がいいたいかっていうと、この旦那さんを奥さんはもっと大切にしたほうがいいってことだ。ああ、うちの旦那もだけど、息子達にももうちょっと勇気があればな。
つかもう一人暮らししてアパート一人で居る時にG出たらどうするんだよ。やだぞ、お母ちゃん、G 退治に家まで行くの。自分で戦えよ。
「Gがいないところってないの・・・・・・」
 ってGからとことん逃げようとすることしか考えてない10歳。
「北海道の北側あたりにはいないって言ってた。豪雪地帯だよ。RちゃんのおかーさんがうちにはGは居なかったっていってたから間違いない」
「そこに行く・・・・・・」
 おいおい。
「北海道大学いって、北海道で就職して北海道で暮らす」だとよ。まーもー頑張れ。

 こんなことしてたら1日終わった。魂マジで削られるからGが出るとそこから24時間は私は大体使い物にならない。どうしてくれようか。



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非常に助かってます。 協力して下さった方々ありがとうございました。



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