「 ガボの飼い主1 」
ああ、きっとアルスはアイラのことが好きなんだな、と思った。
いくら男女のことに対しうといガボでも、それは分かった。
ユバール族の休息地でアイラを初めて見た時から、確実にアルスはアイラに魅かれていたに違いない。
いつも温和な表情を浮かべている彼らしからぬ、なにやら信じられないものを見るような眼で、彼女を見つめていたのだ。
身体のラインのよく分かる踊り子の衣装に身を包む彼女は、誰が見ても美しかった。人間の女性を心の底から美しいと感じた事はないが、それでも、この人はとても美しい人なんだろうなと分かった。メルビンのテンションの上がり具合からも、それは推し量ることができた。
いくら男女のことに対しうといガボでも、それは分かった。
ユバール族の休息地でアイラを初めて見た時から、確実にアルスはアイラに魅かれていたに違いない。
いつも温和な表情を浮かべている彼らしからぬ、なにやら信じられないものを見るような眼で、彼女を見つめていたのだ。
身体のラインのよく分かる踊り子の衣装に身を包む彼女は、誰が見ても美しかった。人間の女性を心の底から美しいと感じた事はないが、それでも、この人はとても美しい人なんだろうなと分かった。メルビンのテンションの上がり具合からも、それは推し量ることができた。
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