指切りげんまん嘘ついたら針千本
>>> ?side.


『お待たせっ』
「・・・遅せぇ」
『これでも急いだんだけどな・・・』

待ち合わせ時間に5分少し遅れてきたすずは
はぁ、と少し呼吸を乱していてを落ち着くまで待って話しながら歩いていく

『それでね、江ちゃんが・・・うわっ』

この道は平な道で石や障害物がないはずなのにすずは何もないところで躓いた
もうすぐで地面とくっつく間一髪で凛が引っ張る

『あぶなーい・・・』
「はぁ・・・、また躓いても困る」

そう言ってぎゅっと手を握った凛
久しぶりに繋いだ凛の手は小さい頃よりも
とても大きくなっている

「それで、どこ行くんだ?」
『あ、そうそう。ここの近くでね
この道曲がったら、・・・ほら!!!』

ついた場所は空家だった
白がベースの小さな家で絵本にでてきそうな程
不思議な雰囲気ですずが好きそうだな、と凛は思う

『おばあちゃんの土地なんだけどね
もういらないって私にくれたのっ』

中に入ってみると意外と綺麗で
ところどころ色が剥げたり砂埃はあるが
普通に住めそうな広さ、家具も必要最低限ある

『ここ開拓して凛と住みたいなーって思ったの
・・・秘密基地みたいな?』

昔から童話や絵本が好きだったすずが考えそうなことだと、
そんな可愛い発想に微笑ましい気分になる

「夏になったら必要な物買いに行くか」
『うん!!楽しみだね』
「もう遅いから帰るか」

それからいつも通り話しをしながら帰りすずを送った
空はもう薄暗く涼しい風が髪を撫でる

『送ってくれてありがと!!』
「あぁ、買い物行くこと忘れんなよ」
『わかってるよ
2人であそこに住もうね、約束だよっ』



"ゆーびきーりげーんまーん

うーそつーいたらはーりせんぼんのーます

ゆびきった!!!"


子供の頃よくやっていたな、と
思い出しながらすずの笑みを目に焼き付けた



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