未来へ

オールドラントから惑星預言が消滅し、人々は新たな路(みち)を模索する事になる。

外殻大地の降下、瘴気中和、ローレライの解放を成し遂げたレプリカルーク・フォン・ファブレことハルキ・ヴィスペリアはオールトラントの英雄となった。

ローレライを通し、世界中の人々はレプリカを光の子として尊ぶ事となる。

ハルキ・ヴィスペリアはキムラスカとマルクト両国の架け橋となり、世界中を旅して回った。







-ティア・グランツの最期-


聖女ユリアの直系の子孫である彼女だったが、セフィロトツリー自体存在を無くしており惑星預言自体も消滅した為、その血を尊ぶものではない。

また、キムラスカ王族であるファブレ公爵家襲撃及びレプリカルーク・フォン・ファブレを誘拐し戦闘強要に不敬罪…そして惑星滅亡を企て数多くの罪状を抱えた第一級犯罪者。

彼女の行動・言動・態度は余りにも醜悪で最悪だったと彼女を知る人々は語る。

どこまでも自分本位で己を優位に立たせ最期まで英雄であるハルキを悪だと罵った。

世紀の大罪人ティア・グランツを産み出したユリアシティの住人と共に公開処刑された。

後に無自覚常軌逸脱犯罪者として犯罪学の教本に載せられる事となる。


-メリル・オークランドの最期-


自国の民を虐げた六神将アッシュに寄り添い、民の為に尽力を尽くしたレプリカルーク・フォン・ファブレを害した事は周知の事実。

偽姫ナタリアが提案したその場凌ぎの考えの浅い政策はキムラスカを思う重鎮達は頭を痛め、民は気紛れな施しに対し有難味など微塵も思ってなかった。

ハルキ・ヴィスペリアが打ち出した政策は、痩せた土地のキムラスカでいかに農作物を育てるプラントを開発した。

お蔭で食糧事情が緩和されてきたのも事実である。

また大量の雇用も確保した為、失業率は格段と減ったのだが、その手柄を全て自分の物だと勘違いした偽姫ナタリアは声高らかに簒奪を宣言した。

そして決定打となったのは惑星滅亡を企てたグランツ兄妹を脱獄させ全ての罪をレプリカルーク・フォン・ファブレに擦り付けようとする様はキムラスカの恥であり暗黒歴史である。

預言妄信者であり愚王のインゴベルト六世と共にクリムゾン・ヘアツォーク・フォン・ファブレによって討ち取られる事となった。



-アニス・タトリンの最期-


大詠師モースのスパイであり、タルタロス襲撃事件に深く関与している彼女。

また、レプリカルーク・フォン・ファブレに対し不敬を重ね続け、守護する導師イオンを何度も危険にさらし故意に殺害の意思があったと思われる。

最大の罪は惑星滅亡を企てたグランツ兄妹に加担していた事だろう。

身柄はマルクトに家族共々引き渡され公開処刑された。

後に導師守護役(フォンマスター・ガーディアン)が廃止され護衛は六神将が充てられることとなる。

ローレライが愛する淦(あか)の子に「死ね」と言った罪は重く死後、彼女の魂は捕縛から死の瞬間を永劫に繰り返す事となった。


-鮮血のアッシュの最期-


タルタロス襲撃・カイツール襲撃・親善大使強襲と罪状は尽きず。

最早ルーク・フォン・ファブレと名乗る事すら許されぬ身ではあるが、その身にながれるキムラスカ王族の血により命だけは一時的に助かる。

キムラスカ、ダアトの両国で存在を抹消されローレライにより体内音素を弄られ廃人と化した。

種馬としての役割を終えた時が彼の最期である。

居場所をレプリカに奪われたと喚いた彼は、世界に棄てられた。



-大詠師モースとヴァン・グランツの最期-


惑星滅亡を企てた主犯である彼等はローレライ開放時に魂ごと消滅した。



これがオールドラントを揺るがせた罪人達の最期である。





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