初めまして、何処にでもいる黒猫です。
実は私には秘密があります。
人間だったんです!
いつものようにグータラ人生を送ってました。
人生舐めきってた罰にしては酷く有りませんか?
その日もいつものようにベットの上でゴロゴロしてました。
怠惰な私は眠りの淵にぶち落とされブラックアウト。
あまりにも騒がしい音に叩き起こされた私の機嫌は底辺を突っ走った。
戦争のど真中に置き去りにされた模様。
何て痛い夢なんだ!
剣と魔法の世界って…
余りの出来事に私はふて寝した。
が、人生そう甘くなくモブ兵士に踏まれそうになったので慌てて反撃する。
夢でも痛い思いなんてしたくない。
「猫?」
美形な銀髪の軍人を見て私の敵は赤の鎧を纏ったモブ兵士と認識した!
美形は世界の宝だからな。
ふむふむ、どうせ私の夢の中なのだから何でもありだろう。
『広範囲スプラッシュ!オマケにサンダーブレイドー』
地に平伏した敵を見てストレス発散出来た事を笑った。
銀髪軍人さんにヒョイと抱えられ礼まで言われちゃったよ。
怪我をしている銀髪軍人さんの頬を一舐めし
『ハートサークル』
ついでとばかりに傷を癒してあげた。
いやいや、そんなに驚かないでよ。
どうせ夢なんだからさ。
はふ、と欠伸を一つ吐いて私は夢へ落ちた。
次に目覚めた時に絶叫することを彼女は知らない。
銀髪美人さんはフリングス将軍です(笑)