1. pederachiaについて
pederachiaは寄生虫の一種であり、主にオスの哺乳類の性器に寄生する。特に11〜15歳の男児に高頻度でその存在が認められる。
感染経路については不明であるが、射精管から精嚢内部にかけて寄生することから、尿道からの侵入によるものとの見方が強い。
また、感染者の11〜15歳という年齢が男児の精通のそれとほぼ一致している点は実に興味深い。
pederachiaの寄生に至るプロセスについては諸説あるが、本報告の主旨に沿い、ここでは割愛する。本項ではpederachiaの寄生後から、約10日間の蛹化を経て羽化に至る過程について、今日までに報告されている事例をもとに簡単に述べる。
なお、pederachiaは以下「寄性虫」と表記する。
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