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「な、にが目的だ。おまえらに話すことなど―――」
「―――目的? あのさあ、俺達にあっさり捕まって下着までひんむかれてる雑魚から聞き出す事なんて何にもないよ?」

その言葉に騎士が上気した頬をさらに紅潮させる。

ニーウェは更に挑発するように後ろから身体を密着させ、騎士のわき腹にそっと指を這わせる。

「俺達の目的は、薬でどろっどろに興奮した身体を、これからぐちゃぐちゃにして、ユーイン兄さんの退屈をちょっとでも紛らわせること。……お前にそれ以上の価値なんてないよ?」

青年を追い詰めるようににまくし立てながら、ニーウェの指はゆっくりとわき腹を登っていく。

「ふざ…けるな! お前らの良いようにされて、たまるか」
「ふーん、そう?」

指が胸に到着し、その中心ですでに芯をもち始めている蕾を、ぴん、と持ち上げて通り過ぎる。

「っは、……ぁあッ!」

たったそれだけの刺激で、身体が大きく跳ね上がる。その反応に恥じる余裕もなく、騎士は今自分の身体を通り抜けた感覚が信じられないとばかりに目を見開く。

「あれ? 随分と良い反応したねえ。お薬、大分効いちゃってる?」
「ちが…!そんな、わけ」
「違うの?」
「ひ、……あぁっ!」

指がまた通過する。再びの不意打ちにまた身体が跳ねる。

「あはは、だめだよ騎士(ナイト)さん、油断してちゃ。ほら、次はちゃんと我慢しなきゃね?」

今度はわざわざ予告をして、またゆっくりと指が這い上がっていく。

騎士の感覚を研ぎ澄ませていくように、じわじわと。腹筋をなぞり、あばらを撫で、胸筋の形を確かめるようにして少しずつその中心に近づいていく。

平静を装おうとする騎士の顔には、焦り。必死に歯を食いしばり、呼吸を整えようとするもすでにその行為自体が双子の目的を満たしつつあることには気づかない。

指がその頂点を擦り上げるように通り過ぎる。

「は、あっ、―――んん゛ッ!」



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