春川英輔という男について


自信しかなかった
綻びはゆるされない
俺の全てで
こんなこと、恥ずかしくてできなかったはずなのに
目を覚ましてくれればそれだけでいい

激怒が活力となるのだ
指さえ離せない
変貌した君ですら愛おしい
泣きそうになる、その姿
俺も一緒にいけたら

羨ましいかもしれないな
万が一、なんてふざけてるのか?
この程度の頭だったなんて
初めて神様に縋った日
興味をそそられたんだ、その関係に

私がもしも凡人だったとして
パラレルワールドを考えてしまうほど
その少しの隙間だけなのに
ようやく、見えたね
感謝の気持ちだよ、これは






頭が良くて良かった。そうでもしないと君とはきっと出会えて無かった。しかし出会ってからの苦痛を考えればそれも霞んでしまうかもしれない





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