砕蜂、別名蜂梢綾という女について



希望の光と絶望の光
求めていなかった、こんなもの
似合わないから嫌だった
届かないのなら
理解できない

もともとからなのか
あいつのせいで
やめてくれ、と叫ぶのに
みんな、そうやって死んでいく
相応しくないのだから死ねば良い

信頼などしていない
生まれ育った環境
私達の仕事などひとつしかないのだ
感情などいらない
手と足と頭と刀があればあとはいらない

あなたを奪ったあいつ
咲き誇る花ほどの
冗談なんて受け付けていない
絶対的信頼
信じていた、のに







あの日から殺すことしか考えられなかったのに結局それに費やした時間も努力も意味がないと言うのか、何故にここまで残酷になれるのだ






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