#料理
「手伝う」
「・・・急にどうしたんだい?」
昼食の準備をしようと、簡易キッチンで包丁を取り出したところに飛んできたヤヅキの言葉。
その内容に少し驚いた。
「いや、いつもデントに任せっきりっつーのは何か嫌だったんだよ」
「でも僕は好きでやってるんだから」
「・・・まぁ、料理って慣れてないからさ。デントにちょいと教えてもらおっかなとか思ってたり。邪魔なら別にいいんだけど・・・」
「ううん、そんなことはないよ。それじゃあ、これを切ってくれないかい?」
とりあえず手渡された食材を切るためにデントの隣に並んだ。
(手馴れてる・・・??)
ヤヅキが野菜を切っていくのを見ていたデントはそんなことを思っていた。
「ヤヅキって料理したことあるの?」
「ん、あぁ・・・一時期一人暮らししててな。その時に少しだけ。
でもあまりうまくできないから今のうちに教えてもらっとくかって感じ。」
「一人暮らしって・・・その年齢で?;」
「そっちだってレストラン兼ジム経営してたじゃねぇか」
それもそうだ・・・
「ま、とりあえず気まぐれで手伝うよ」
「・・・ありがとう」
「こっちも色々勉強できるしね」
それからよく食事の準備を2人でするようになったとか☆
「・・・仲いいいわねぇ」
「どうしたんだよアイリス・・・そんなニヤニヤして」
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