▼ エリルデ学園ご入学? (2/8)
「あ、ウィディオルさん。逃がしませんよ。」
いつの間に側に来ていたのだろうか、ほとんど反射的に踵を返しかけた僕の服を校長は掴んで離してはくれなかった。
「あれー…ハクヤさん?おかしいですね、ウィディオルさんの世話はロランさんに任せたハズですのに…。」
「あー…それがですね…」
「先に、行っちゃった」
僕とミーナの反応を見て、なるほどと声を漏らすアミリア校長とハクヤ。
ロランにはよく先走るというかああいう子供っぽいところがあるのだろう。
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