『来世ではきっと……』あとがき

久しぶりに薄桜鬼短編を更新致しましたが、如何でしたでしょうか?

今回のお話は、以前書いた『今生でもまた……』の続編になります。『今生でもまた……』から時代を遡った幕末時の内容になっています。ちなみに、執筆し始めたのは去年でした(苦笑)。

新八っつぁんの夢小説を書くと、何故かしんみりみたいな感じになったり、ギャグっぽい明るい感じにならないんですよね……(汗)。夢小説で初めて夢主が死ぬお話を書きました。
ちなみに話の中に登場した尾曲がり猫は、長崎に多く生息している猫です。確か江戸時代辺りに中国から入ってきたみたいです。不吉なイメージとして書きましたが、別に不吉な謂われのある猫ではございません。
また、剃髪の男性の医者は、一応、松本良順先生のつもりです。一人称とか口調は怪しいですが、あまりお気になさらぬよう……。

それから、新八っつぁんと夢主の襖隔てての背中合わせの会話は早くからイメージしていた場面だったので、書いていて楽しかったです。
何となく、最初の台詞で猫が大切な人の、誰の目にも届かないところで死ぬと言う部分と、夢主が新八っつぁんに姿を見せないまま亡くなると言うところをリンク感じ取って頂けるといいですね。


死ネタではありましたが、以前書いた『今生でもまた……』で、明るい未来が垣間見えるかな、と思います。だから、決して報われない訳ではありません。ですので、少しでも明るい気分で楽しんで頂ければ嬉しいです。
2014/02/09 23:10
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