銀魂BOOKA | ナノ
奪還すべし! -中編-




新八「(あれ…、ここは…?僕はどうなって…。

ん?
あそこに誰か…)」




少年「約束だからなっ!

今度、会ったときは…!
俺は、新八をはなさない…!
はなさないからなっ!!」




新八「(あの子…、どこかで………)」




―――………‥




がばっ!!



新八「Σハッ!!!ι」

寝ていた体を起き上げる


新八「はぁ‥ι
ゆ、夢か〜…ι
なんだったんだろ、あの夢…。
はっきり思い出さないけど、男の子が…、叫んでて……‥

って!

そんなこと考えてる場合じゃないっ!!ι
ここは…、
此処はいずこぉぉぉぉッ!!??ι


見覚えのない部屋のベッドの上で叫びまくる










スナックお登勢



銀時「うるせぇぇぇぇッ!!!(怒)


ボコッ!!!


桂「Σガハッ!!
なっ、何をする!銀時!!ι」

殴られた頬に手をそえて銀時を疑問の目で見る


銀時「何をするじゃねぇよっ!!(怒)
さっきから、アヒルペンギン、アヒルペンギンってよぉ。
そんなに大事なら片腕ずつ手錠をかけて繋がっとけ!!」


桂「アヒルペンギンじゃない、エリザベスだ!
それに、繋がるなら新八くんとがイイ。」


銀時「どさくさに新八だすな!
ぶっ殺すぞ!?(怒)」


桂「殺されるなら、新八くんと、あんなコトや、こんなコト、あまつさえ、そんなコトをしてから殺された…」


銀時&妙
オラァァァァーーッ!!!!!(怒)

言わせねーよ的な飛び蹴り


桂「Σぐばあっ!!!!

ドガァァァァッ!!!!!

壁にめり込む



お登勢「あんたの来月の家賃に修理代プラスしとくからね。」


銀時「Σなにぃぃぃっ!!!ι」


九兵衛「だが。
そういえば見てないな。
あの白いペンギン。
どこに行ったのだろう。」


土方「俺たちが玄関に行くまでは居たんだろ?」


妙「それが…ι
居たのかどうかも覚えてないのよ…ι」


沖田「なんでィ、そりゃあ。
山崎より影が薄いじゃねぇか。」


山崎「Σ酷ッ!!ι


近藤「しかし、心配だな。
人質として連れ去られたかもしれんぞ。」


土方「大丈夫っすよ、近藤さん。
アレも立派な大人だし。(多分)
すぐ帰って来ま…」


お登勢「あ。
そういやぁ、ソファーのとこに、こんな紙切れが置いてあったよ?」

そう言いながら、何か書かれている紙をカウンターの上に置く


銀時「なんだぁ?」



┏━━━━━━━━━┓
┃         ┃
  急用が出来た。
┃         ┃
┗━━━━━━━━━┛




銀時&土方
何のだよ!!ι


桂「おおっ!!
これは、エリザベスの字!!
大丈夫だったのだな、エリザベス!!!(泣)」


九兵衛「急用か…。
ならば仕方ないな。」


銀時&土方
Σ仕方ねぇのかよ!!!ι
これ、完全に逃げただけだろがっ!!



神楽「最悪アルな。
一番強い奴に急用が出来てしまったネ…。」


銀時&土方
Σそして、一番強いのかよっ!!ι


坂本「あははははは!」


高杉「………」

すくっ…

笑っている坂本の横で、無言で立ち上がり、玄関に向かって歩く



坂本「お?
どうかしたがか、高杉。」


高杉「………」

スタスタスタ…


銀時「?
どこ行く気だよ、おい。」


高杉「…………」


銀時「…おいって。」


高杉「…………」


銀時「新八が、どこに連れて行かれたか分からねぇのに、勝手に動くんじゃ…」


高杉「ここに居るより、マシだろ…。」

がら…

ぶっきらぼうで淡々と言いながら、玄関の戸を開ける



銀時「あー、ハイハイ、そーですか。」


高杉「………」


坂本「ちょっ、待つぜよ、高杉!ι」

ガシッ!!

高杉の肩に手をやり止める



高杉「…触んじゃねぇよ。(怒)」


坂本「とにかく、落ち着…

Σッ!!!


高杉「…?」

急に黙って驚いてる坂本を不思議に見る


桂「?
どうした、坂本。」


坂本「銀時…。
あんな‥、でかい…」


銀時「あぁ?
なんだよ…。」


坂本「あんな、でかい城…。
ココにあったがか…?ι」


銀時「城ぉ〜??
バカ言ってんじゃねぇよ。
この薄汚ねぇ町に、んなもんあるわけねぇだろ。」


坂本「じゃあ、ありゃ、なんぜよ…?」

空を指さす


高杉「……!!

坂本が指をさした方を見る


桂「Σまさか、本当に城がっ!!ι」

高杉の驚いた表情を見て、外へと駆け出す


銀時「おいおい。
ヅラまで、なに坂本が言うこと信じてんだよ。」


桂「Σなっ!!

空を見て驚く


近藤「Σえ、なに、マジなわけ!?ι」

土方「……?」

沖田「…………」

妙「ホントなんですか、桂さん!ι」

九兵衛「………」

神楽「マジアルか!?」

山崎「………ι」

次々と外へ飛び出す


銀時「おい、おめぇら!ι
…ったく…ι」

呆れた顔で頭をかきながら外に行く





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