「すごい、こんなところまで入るんだぁ……」 「え、ボクもみたいよぉ」 いつの間にかフェラをしていた方も、口を離して尻の穴を覗き込んでいるようだ。 俺の中に入った凹凸のある何かは、ある程度進んだところで止まると弟達によって何度か出し入れを繰り返される。 「ヒッ、ん、ンッ、んぅ」 どうやら俺の中に入っているものは、丸い球体が連結している、所謂アダルトグッスのようだ。 お前らこんなものどこで手に入れたんだ。 「ンッ、んあ、あっ」 「すごい、なんかドキドキするね」 「こないだのおこづかいで買って良かったね」 おい、お前ら通販サイト見たんだな。 ああいったところは最初に十八歳未満お断りの注意書きがあったはずだそ、ルールを守れ、ルールを。 「ちなみにこれブルブルするんだよ」 「アあぁッ! や、うあっ、ん、アッ、あぁぁ――っ」 「わ、本当だふるえてる」 どうやら二人はバイブレーションのスイッチを触ったらしい。先端が急に激しい振動を始める。 俺は初めての感覚に驚きと知らない快楽と戸惑いを覚えて逃げるように腰を引かせるが、更に奥へと突っ込まれてただ気持ちよさに身体を痙攣させるしかなかった。 母さん、この二人にスマートフォンを持たせるのはいいが、何故有害サイトをブロックするフィルタリング機能を付けてくれなかったんだ。おかげでその悪影響の被害が俺にきてるんだぞ。 「ひっ、あ、うぅ、んううぅ……」 じわじわと追い詰める快楽は、徐々に射精感とは別のものを与えてくる。 勃起は続いているのに何故か尻の方が疼いて仕方がない。 俺はもどかしさに腰を揺らした。 「お兄ちゃん、えっちだね」 「お兄ちゃん、かわいいね」 「ひっ、あっ、あっ、ア、た、頼む……っ頼むからぁ、もうこれ、抜いてくれ……っ」 二人はバイブのスイッチを止めないまま抜き差しを繰り返して反応を楽しんでいるらしく、俺はプライドもへったくれもなく泣きながら首を振って懇願する。 じわじわと訪れるむず痒い快感の波はすぐそこまで迫っていた。 [ ←back|title|next→ ] >> index (C)siwasu 2012.03.21 |