目隠しされているせいで時計を見ることが出来ないことまでこいつらの計算のうちに入っているのかは知らないが、時間が分からない以上強く言い返すことも出来ない。アラームをセットしておかなかった自分に後悔しても遅い。 「ん、う……っあ!」 今までも隙あらば俺のチンコに手を出していたせいで、いつの間にか手コキテクニックを身につけた二人に緩急をつけて扱かれ、指先で亀頭を弄られ、気付けば俺のチンコは立派に勃ち上がっていた。 「ほら、どっち?」 「あ、あっ、ゆ、幸人……っ」 「残念、今度は悠人でした」 「んンっ!」 そのまま悠人が俺のチンコを口に含む。 小さな口内はまるで狭い膣の中みたいで、吸われながら裏筋を小さな舌で擦られると俺は情けなく腰を浮かせて喘ぐことしか出来なかった。 「ンン……! あぁっ、や、ぁ、それ、やめ」 「お兄ちゃんすごぉい、ビクビクしてる」 俺の悶える身体を面白がる幸人がそう言って横腹を舐めてくる。悠人のフェラはどんどん激しさを増していて、先走り汁と涎で濡れたチンコがじゅぽじゅぽと音を立てて口の中を出入りする。 俺は今朝ぶりに訪れた射精感に我慢出来ずそのままイきそうになるが、寸でのところでまた止められるどころか今度は根本をきつく握られてビクリと肩を揺らした。 「ア、くそ、なん――っ」 「今度はね、どっちがおしりをいじってて、どっちがおちんちんをなめてるのか当ててね」 「……あ?」 もどかしい熱に浮かされながら首を傾げると、突然結束バンドで拘束されていた足が持ち上がる。 そして両足の下に滑り込んだ弟のどちらかが、俺のケツを両手で割り開いて晒された尻穴に舌を這わせ始めた。 「ひっ」 小さな舌が丹念に入り口を舐めながら穴を抉じ開けていく。そしてもう一人は俺の腹に跨ると、熱を出せずに震えているチンコをまた口に含み始めた。 先程と逆方向からのフェラはまた違った刺激があってすぐにイきそうになるが、根本を握られていて射精は出来ない。尻の方はいつの間にか舌と一緒に指も突っ込まれていて、二本の指が勃起で出っ張った前立腺をぐいぐいと押してくる。その度襲われる快感に、俺は生理的な涙を浮かべた。 目隠しをされているのですぐ布に水分を吸われてしまったが、滲むところが少し痒くてたまらない。 「ア、んあ、あぃっ、んん……!」 「ほらお兄ちゃん気持ちいいのは分かるけどちゃんと答えなきゃ」 「ン、そうだよぉ、これはゲームなんだから」 「そっ、んなこと、言われ、ても――っ」 「せいかいしないとイかせてあげないからね」 「わぁ! お兄ちゃん、おしりのアナひくひくしてる」 「え、ちょ、ま、何挿れっ」 ケツに突っ込まれていた指は、いつの間にか別のものに変わっていた。指とは違う硬さと形に、広げられた入り口はみっともなく震えている。 しかも長さのあるそれは中を押し入りながら奥へと進んでいき、俺は圧迫感に足を震わせた。 [ ←back|title|next→ ] >> index (C)siwasu 2012.03.21 |