「は、はへ……ンぁ、らめ……あっ、こんなせっくしゅ……本当に、孕んでしまぅ……おまんこピクピクとまらない……ざーめんおいひいって言ってゅ……っ」 出し終わってもまだ強く締め付けて絞りとろうとする膣に、マオは何度も腰を揺さぶる。 快感に全身を犯されながら、また硬くなる逸物に中を抉られて、シスは何度も首を横に振った。 「あっあぁっ! やっ、今は……んひ、ぃっ、アっ、だめ、ごりごり……あっ、んあぁ〜〜っ! またきちゃうっ、アクメきちゃうっ! 頭の中おちんぽでいっぱいになっちゃうぅ……っ」 「お前が締めるっ、からだろ……ッ。……はは、大事な息子が、魔王の淫乱メスマンコになったって知ったら、あのジジイ、発狂するかもなッ」 どちゅっどちゅっどちゅっどちゅっ。 汗の粒を零しながら腰を打ち付け、善がるシスを見てマオは笑みをこぼす。きっと今のシスを見れば。同盟どころか戦争にもなりかねない。 「それは、仕方のないことで……っあっ、あぁんっ」 快楽を求めて腰を振り蕩けるシスに、出会った時の潔癖さはない。性にも興味がないと言わんばかりだった顔が、これほどまでに変わるとは、流石のマオも予想していなかった。 嬉しい誤算である。 「何が仕方ないんだよ。上の口も下の口も、ぜーんぶオナホにされて……ちんこぶちこまれて、女になって、アクメきめられても仕方ない、って思える理由なんかあんのか?」 そう言って煽るマオに、シスは荒い息を吐きながら、首を振って答える。 「それは……んぁ……マオのおちんぽがっ、気持ちいいのが悪いっ。おちんぽが強いせいで、僕がおまんこにされたからっ、ンッ……あっ、あっ、もうだめっ。むりっ。おちんぽなしじゃ生きられないっ、おちんぽを好き、気持ちいい、あぁっ、あっ! またアクメしゅるっ、いっぱいクるぅっ!」 ぐぷっずぷっ、ずぷっずぷっずぷっ、ごりゅっごりゅぅっ、ごりっ、ごりっごりっ、ぬぶっ。 ビクッ、ビクビクンッ、ビクゥッッ――ッ! シスは腰を揺さぶられながら絶頂にもがく。 マオは暴れる体を押さえつけると、力無く痙攣する足を持ちあげ、横向きに抽挿を再開した。 「その台詞、絶対ジジイの前で言うんじゃねえぞっ」 「ああぁンっ! 言わない、マオだけ、こんなこと言うのも、許すのも、マオだけだっ。ぁへっ、おっ」 シーツに顔を埋めながら、シスは叩きつけられる快楽に短い息を吐く。 下半身が宙を浮き、辛い体勢のはずなのに、苦しさはない。 むしろ、より一層快感が増すだけだ。 「シス、こっち向け」 マオはそう言ってシスの顎を掴むと、強引に自分の方へ向かせ、唇を合わせる。 舌をねじこまれ、しゃぶられ、吸われれば、じんじんと熱を持って下腹部が愛液を分泌した。 滑りが増えたおかげで、抽挿の速度が上がる。 室内には肉同士がぶつかる音、かき回される水音、途切れ途切れの荒い声、そしてシスの甘い嬌声が混ざり合う。 「んぅっ、あぅっ、はっ、あっ……ん、んっんっ、ン……っ」 じゅぽっじゅぽっじゅぽっじゅぽっ、ぐぷっ、ぐぽぽっ、ぐぽっぐぽっぐぷっぐぷっ。 ちゅくっ、れろっ……くちゅっくちゅっ、ちゅっ、ちゅくっ。 乱れたシーツはすっかり清潔さを無くし、結合部の下は体液でその色を失っていた。 だらだらと太ももを伝い垂れる愛液は、留まることを知らず、シスの下半身を濡らしていく。 二人の間で揺れる逸物は、最早飾りでしかなく、動きに合わせてゆらゆらと、所在なさげに揺れていた。 「あっあぅっ、はひっ、はーっ、んあっ! あっ、い……っ、ンンッ! あっ、んあぁあ〜〜っっ!!」 「っ、タマ上がってきた……また出る、出すぞ、シスの好きなザーメン注いでやるからなっ」 「あっ、ざーめん……すきっ、しゅきっ。いっぱい出して、おなかいっぱいにしてくれっ」 ずぷっずぷっずっずっ、ずんっずんっ、パンッ、パンパンパンパンパンッ、ズパンッ! びゅーーーーっ、びゅくびゅくっ、びゅるるるるるっっっ! 二度目の射精が、シスの膣いっぱいに広がる。 入り口は子種を零さまいと締め付け、粘膜を濡らしながら最後まで搾り取ろうとうねらせる。 ぐっと足を掴まれながら、また絶頂して痙攣を繰り返すシスは、落ちてくる口付けを視界にとらえて、当然のように受け止めた。 触れ合う部分から満たされていくのが分かる。今までの性交とは違う、心が通うだけでこんなにも幸福を覚えるのか。 「ん……はぁっ、ぁ」 「はぁ、めちゃくちゃ気持ちよかった……」 「本当、か?」 「ん、もう一回してもいいよな?」 何とか理性を繋ぎ、呼吸を整えたシスはその言葉に頷く。 何度でも繋がり、体をマオでいっぱいにしたいのは、シスも同じだった。 しかし、体勢を変え、また動き出す律動に次の快感を覚えながら、ふと疑問が沸き上がって振り返る。 「んっ……おい、マオ。婚姻を結ぶならっ、アイテム登録はもう、ンッ……解除していいのではっ、ないかっ?」 シスがそう言うと、マオは動きを止めて固まる。 そして天井を見上げ、考えるように唸り続けるが、しばらくして結論が出たのか、顔を戻すと、シスに向かって下卑た笑みを浮かべた。 「はぁ? 馬鹿かお前は。ここまで必死に育てた最高級のオナホを今更手放すわけねえだろ」 「……ん? ちょっと待て。その話しぶりだと、まるで僕の体が目当て――ぁあァッ、ンッ」 ずんっ、ずぶっずぶっずぶっ、ごりゅっぐぽっ。 「あっ、は、話はまだ終わってな……ああぁンッ! は、はなしッ……はへっ、あっ、気持ちい……ぃっ」 奥へと強く叩きつけられれば、こみあげていた怒りも霧散して、行為に思考が支配される。 シスは腰を震わせながら、絶対、絶対に、終わったあと問いただしてやると――果たしてその時まで覚えていられるか怪しいところだが――マオの逸物に感じ入りながら、また甘い嬌声をこぼすのだった。 [ ←back|title|next× ] >> index (C)siwasu 2012.03.21 |