脳内リプレイ

その1



このシナリオはルールブック1のサンプルシナリオを改変しています。
ネタバレの可能性があるやもしれませんので、苦手な方はご注意ください。


GM:皆さん、初めから組んでてもいいしまだ会ってないでもいいですけど‥どうします?
ナルシェンテ:このレベルで組んでいないのも面白そうですよね。
デービィス:これから会うでもいいんじゃね?
クゾル:俺もそれでいいよ、どう会うのか楽しみだし。
GM:ではそういう事で。まずは‥エゼラだけ先にやろうかな。
エゼラ:はい、分かりました!
GM:では今エゼラがいるのはアヴレス団長が率いるダーレスブルグ第3インセイレヴ騎士団兵舎のアヴレス団長の執務室ですね。エゼラは団長に呼ばれてやって来た、という形です。
エゼラ:はい、あの‥私はルーンフェンサーですけど騎士団には所属してはいないんですよね?
GM:はい、まだ所属はしてないです。ただこれから広めていく段階の技能ですので、ルーンフェンサーとして活動している者自体が少ないんですよね。アヴレス団長自体はエゼラにもゆくゆくは騎士団に所属して欲しいでしょうけど、今は広告塔を兼ねてエゼラの自由にしてもらってる感じです。
エゼラ:このルーネストコートって貴重な物だったんですね。
デービィス:形状を詳しく。
GM:形状ってルーネストコートの? 上は多分元ネタと同じ形状なんだろうけどねぇ。エゼラのは非金属なので強度の高い特殊な布を使った色目鮮やかなコートです。下は男女で違いますが、エゼラはスカートなんじゃないかな。
エゼラ:スカートじゃなくてもいいの?
GM:アレンジは元は騎士団からの技能なので下品にならない程度にアリです。なのでパンツルックでもロングスカートでも大丈夫です。
クゾル:騎士団で着る物だからデザインは苦労しただろうなー、でもGJ!
GM:しかし、スカートを着たエゼラには「いいか、スカートの中にはちゃんとスパッツとかショートパンツとか履かなきゃ駄目だぞ!」とアヴレス団長から言われてますから(笑)
エゼラ:スパッツかなぁ。
デービィス:えぇぇッ?! じゃあパンチラしないの!?
GM:何言ってんですか、パンチラなんて下品なことは禁じてますよ。
クゾル:チラリズムのなんたるかを分かっていない! パンツがチラリとするからパンチラだよ!?
ナルシェンテ:何の話‥?(汗)
デービィス:じゃあ、エゼラが戦っていてスカートがめくれても鉄壁のスパッツが見えるだけ!?
エゼラ:この二人斬ってもいい?
GM:いいですよ、今なら命中の判定を6ゾロ扱いで追加ダメージも5000点あげます。
デービィス:死んじゃうから!
クゾル:俺の身体が砕けてしまう!
ナルシェンテ:それで‥何故エゼラが呼ばれたのかな?
GM:おぉ、それです。アヴレス団長はエゼラが来ると「ご苦労様」と労ってくれます。
エゼラ:私にご用ですか? アヴレス団長。
GM:「あぁ、それなんだけどな?」と口調を砕けさせてから「実はな、俺の領地内に遺跡が見つかったらしくてな」
エゼラ:遺跡? ですか?
ナルシェンテ:そして『俺の領地』‥ということは。
GM:はい、アヴレス団長はれっきとしたダーレスブルグの貴族ですよ。「調べさせたがまだ未開の遺跡らしくてさ、どうしたもんかと思ったまま手付かずになってたんだよな」
エゼラ:お忙しいですもんね‥冒険者に依頼とかはされなかったんですか?
GM/アヴレス:『そこで、俺の目の前に丁度いい冒険者がいるだろ?』とエゼラにウィンクします。
デービィス:きゃー、アヴレスさまー!!
クゾル:アヴレス団長って結構な男前?
GM:爽やかな笑顔が似合うイケメンですよ、実際に女性のファンも多そうですね。
エゼラ:目の前‥ってことは私ですか?
GM:アヴレス団長の前にはエゼラしかいませんよ。『というのもな、遺跡とかやっぱり興味がある訳よ‥俺も』
エゼラ:入国チェックのお仕事がありますもんね、アヴレス団長。
GM/アヴレス:『そう言うこと、仕事は抜けられない、でも遺跡の中身は気になる。それで信頼できるエゼラに頼みたいと思ってね』
エゼラ:えーと、レポート‥調査内容についた書類とかは必要ですか?
GM:あったらいいなー、という感じです。構造とか中の危険性なんかは書いてくれると助かります。あとはもし歴史などが書かれた文書なんかがあれば持ってきて欲しいそうです。それ以外は自由。『エゼラが使えそうだなと思ったら使ってもいいからな』とのこと。
エゼラ:ありがとうございます、そうさせて貰いますね。
GM:『エゼラは今一人で行動してるのか?』と尋ねてきますが。
エゼラ:あ、はい。一人です。
GM:『では誰か同行する者を連れて行くようにな。遺跡調査にスカウトは必須だ』ちなみに調査の報酬は一人3000ガメルです。何人で調査したのかも終えた後で教えて下さいね。
エゼラ:はい、分かりました。
GM:『じゃあ、これ』とメモのようなものをエゼラに渡します。
エゼラ:メモ? 団長、これは?
GM:遺跡を見つけた者の特徴とよくいる宿の名前を書いたものですね。
エゼラ:ちなみに宿の名前は?
GM:『秋雨の囁き亭』です。名前はナイゼル、グラスランナーです。
デービィス:Oh、ブラザー!
GM:では一旦、違う人へカメラを回しましょうか。三人はダーレスブルグ生まれ? なのかな。
デービィス:いや、違うつもり。でも覚えてない、何故ならグラスランナーは前だけを見ているから(キリッ)
GM:いや、お前らの場合忘れちゃっただけだろ(笑)
デービィス:てへぺろ☆
クゾル:うーん、ザルツの地で生まれた可能性は高いのかなぁ。何せ地中の中にいた時の記憶はないし‥あ、ザルツ語話せるみたいだ。じゃあ、ダーレスブルグ近辺ではなかったことにしようかな。
ナルシェンテ:元々はエイギア地方生まれだ。そこから南下している訳だな。
GM:了解です、ではデービィスにしましょう。エゼラ以外の二人も登場してきてもOKですので。
ナルシェンテ:はーい。
デービィス:もうダーレスブルグにいるでいいの?
GM:いいですよ、初めて入国する人達は必ず第3インセイレヴ騎士団の人達にチェックをされるのですが、デービィスの担当はオレンジ色の髪をポニテにしたラルヴァのクール系美人さんでした。
デービィス:うひゃっほー! 騎士で美人たまらんなぁ! お名前なんて言うの? 人参食べれる? 納豆にはネギ入れる方?
クゾル:どこの嵐を呼ぶ幼稚園児なんだよ(笑)
GM:そうやってナンパしたらにっこりと笑顔で『奥がつかえている中でそんな質問したら弓矢であなたの頭を射抜きますから』と返って来ましたが(笑)
デービィス:おおう‥痺れるクールさだゼ‥! アデューまた会うこともあるだろうおぜうさん、ではの!と言い残して去ろう。ぴゅー!
エゼラ:それ捨て台詞よね?
ナルシェンテ:そうだよね、捨て台詞っぽいよね。
デービィス:おだまり! この自慢の足で駆け抜けて走ったのはいいがココドコ? オレはデービィス。
クゾル:そこで偶然目が合う俺。
デービィス:ぽわんぽわん‥!
GM:(目‥‥?)
クゾル:ぽわんぽわん‥!
二人:(互いの人差し指をくっつけている)
ナルシェンテ:な、何してるの?!(笑)
エゼラ:挨拶なの!?(笑)
クゾル:これはフロウライト流の挨拶で『こんにちわはじめましていいお天気ですね』という意味だ(真剣)
GM:意味が長いなオイ!
デービィス:よく分からんけど分かったフリをするオレ(笑)
ナルシェンテ:分からないでやってるの(笑)
デービィス:なあペカペカしたブラザー。
クゾル:なんだね、小さいブラザー。
デービィス:ここはどこだ?
クゾル:ダーレスブルグだ。
デービィス:そっか(納得)
GM:それでいいのか!(笑)
エゼラ:グラスランナーが二人いるみたいなんだけど‥(笑)
クゾル:こちらも聞きたいのだがブラザーよ。
デービィス:なんだいブラザー。
クゾル:冒険者の宿という施設が何処にあるのか知らないかね?
デービィス:分からん!
クゾル:そうか(納得)
ナルシェンテ:なんというとんちんかんな会話をしているんだ(笑) GM、私も出よう。近くに宿らしい場所はあるかな?
GM:ああ、二人が話しているすぐ横にあるのが冒険者の宿ですが(笑)
クゾル:そんなことには気付いていないフロウライトと(キリッ)
デービィス:グラスランナーの二人(キリッ)
ナルシェンテ:‥もし、そこの旅人二人よ。冒険者の宿を探していると聞いたが‥。
クゾル:む、その通り。
デービィス:知ってんの?!
ナルシェンテ:(指差して)その建物だが‥。
デービィス:ワーオ! ありがとおじちゃん、たのもー!(入っていく)
クゾル:これはこれはご丁寧に感謝する、と俺も中に入ろう。
ナルシェンテ:私も用があるんだがな(笑)
GM:『いらっしゃいませ、ようこそ秋雨の囁き亭へ!』と景気のいい声がかかります。
エゼラ:あ、もしかしてその宿が‥?
GM:はい、そうなります。なのでここからはエゼラも自由に入ってきていいですからね。
エゼラ:はーい。
デービィス:とりあえずはエール! 一杯!
クゾル:俺もエールの香りを楽しませてもらおうかな。
デービィス:ブラザー! まぁこっちに来て一緒に飲もうや、リルドラケンのおっちゃんも!
ナルシェンテ:ふむ、では一杯貰おうか。
GM:では間もなくエールが3杯分手渡されます。
クゾル:この芳しい香りは何度嗅いでも良いものですな。飲めないのが口惜しいものです。
デービィス:え、口ないのブラザー。鼻は?
クゾル:ないな。いや、実は形としては存在しているが内臓とか臓器の機能はないからな。
デービィス:どうやって匂い嗅いでんの?!
クゾル:クンカクンカクンカクンカクンカクンカ‥‥こうやっているのだ。
ナルシェンテ:全く分からん!(笑)
デービィス:じゃあオレも! クンカクンカクンカクンカグビグビグビグビ‥ぷはぁ!! たまらんぜよ!
エゼラ:じゃあこのタイミングで‥入ってもいいです?(汗)
GM:いいですよ、むしろ助かります(笑) エゼラが宿に入るとカウンターにやたらと目立つ三人組が見えますね。グラスランナーとフロウライト、大柄なリルドラケンがエールを飲んでるのが見えます。
エゼラ:‥グラスランナー‥? もしかして団長がくれたメモに書いてあるのって‥。
デービィス:うぁ?
エゼラ:‥店のご主人に聞いた方が早そうね(きっぱり)すみません、お聞きしたいのですが。
GM:『おやエゼラちゃんか、どうした?』と店のおじさんが答えてくれます。
エゼラ:こちらにナイゼルというグラスランナーの方をご存知ないですか?
GM:『ナイゼルか、あいつなら‥あそこにいるよ』とカウンターの、丁度デービィスの隣にいるグラスランナーを指差しますよ。
デービィス:なんと、隣にいるのは兄弟じゃないか!
GM:『クンカクンカクンカクンカグビグビグビグビクンカクンカ‥ゲフォ! ゴホッ!』
ナルシェンテ:同じことやってるし!(笑)
エゼラ:しかもむせてるし(笑)
GM/主人:『‥あそこでアホやってるのがナイゼルだよ』と苦笑いしながら教えてくれます。
エゼラ:はい‥ありがとうございます。行ってみますね。
クゾル:大丈夫かな、ブラザーの兄弟よ。
GM/ナイゼル:『ゴフンゴフン! ‥ズビー、おう。何ともないぜ!』と言いながらまだむせてる。
ナルシェンテ:加減をせんからそういうことになるんだ、鼻をかめ。
GM/ナイゼル:『せやな、ブラザー』
エゼラ:どうしよう、あの中に入りたくない(笑)
デービィス:まさかの拒否!?
エゼラ:でも頑張る。‥あのー‥ナイゼルさんですか?
GM/ナイゼル:『ふぇ? うん、おいらがナイゼルだけど‥お嬢ちゃんどなた?』
エゼラ:私、エゼラ・オーゼルタと言います。第3インセイレヴ騎士団のアヴレス・ルアロン団長のことはご存知ですよね。
GM/ナイゼル:『おー、知ってる知ってる! 知ってるよー』
エゼラ:あなたがアヴレス団長の領地に遺跡を見つけたとお聞きしまして、詳細をお聞きしたいんです。
デービィス:い、せき‥‥?
クゾル:ほっほう‥‥?
GM/ナイゼル:『あーうん、確かに見つけたのはおいらだな。もしかしてお嬢ちゃんが遺跡探索しに行くのか?』
エゼラ:はい、そうです。なので場所などを教えてもらえたらと思いまして。
GM/ナイゼル:『いいよー、じゃあちょっと離れようか』と席を立ちます。『親父さん、空いてるテーブル席借りるよー』と返事を聞くよりも早く歩いていきます。
デービィス:ガビーン、盗み聞きしようと思ったのに!
クゾル:遺跡は気になるなぁ、何か俺好みの哲学があるかもしれない。
ナルシェンテ:遺跡、ねぇ。傭兵には縁遠いものではあるな。
エゼラ:すごく聞き耳されてる気がする(笑)えーと、それでは教えてもらえますか?
GM/ナイゼル:『まさか坊っちゃんの依頼にこんな可愛いお嬢ちゃんが来るとはねぇ』と意外そうな顔。
エゼラ:え、坊っちゃん‥って団長のことですか?
GM/ナイゼル:『あぁ、そうそう。おいらはルアロン家に仕える密偵なんだ。まー領地内を見て回ってた時にそいつを見つけてね』
エゼラ:そうだったんですか。
GM/ナイゼル:『どうやらお嬢ちゃんもルーンフェンサーみたいだし、団長がOK出したならおいらは無条件で教えるよ』と快諾します。

ナイゼルは問題の遺跡はダーレスブルグからさして離れておらず半日ほどの距離であること。
それは魔動機文明時代の遺跡ではないかということ。
石板に文字が書いてあり、それをトレースした物を見せてくれましたがエゼラは魔動機文明語を読めませんでした。


エゼラ:??? すいません、なんて読むんでしょうか?
GM/ナイゼル:『えーとね、ドラグア屋敷って読むんだよ』と教えてくれます。
エゼラ:ドラグア屋敷‥ですか。
GM/ナイゼル:『うん、玄関辺りも見てみたけど誰かが入った様子もないみたいだし‥未探索の可能性が高いねぇ。入り口には罠らしいものもなかったから、探索するのに苦ではないと思うよ』
エゼラ:ナイゼルさんはどこまで入られたんですか?
GM/ナイゼル:『おいら?おいらは玄関入ってすぐのエントランスまでさ。そこで魔動機文明時代の建築物だって分かったからね』
エゼラ:分かりました、ありがとうございます。
GM/ナイゼル:『いやいや、気にしなくていいよ。‥あ、おいらが団長の密偵ってのはあまり言わないでね』
エゼラ:はい、もちろんです。
GM/ナイゼル:『ありがとう、情報提供のお礼は抱っこでいいよ(さらりと)』
エゼラ:わか‥‥え? 今なんて?
デービィス:汚い、流石グラスランナー汚い。
クゾル:そういうブラザーもその汚いグラスランナーだぞ。
デービィス:アウチ! ブーメランとして返ってきた!
エゼラ:すみません、よく聞こえなかったんですけどもう一度言って頂けます?(にっこり)
GM/ナイゼル:『聞こえなかったらいいのさ!』と言いながら『でも、見たとこ一人だよね?』少し心配そう。
エゼラ:一人です、これから探そうと思って‥。おじさんにでも聞いてみます。
GM:ナイゼルはそれがいいね、と言ってくれます。『じゃ、おいらは飲み直すかなー』とカウンターに戻っていきますね。
デービィス:おいおい兄弟ー‥何だよ、遺跡の情報とか持ってたのかよー! と絡みに行く(笑)
GM/ナイゼル:『まぁなー、おいら‥こう見えて優秀だからさー!』とドヤ顔。
デービィス:奇遇だなー、オレもこう見えて優秀なんだぜー!
ナルシェンテ:これだからグラスランナー二人は‥(笑)
GM:『あのお嬢ちゃん、どうやら遺跡に行く人を探してるらしいから腕に自信があるなら売り込みに行ったらどうだい兄弟?』とひっそり教えてくれますよ。
クゾル:ほほう、それは良いことを聞いた。
デービィス:善は急げだな! ぴゅー! おーい、そこの美人さーん!
エゼラ:‥? 私のことですか?
デービィス:他の誰がいるんだい、ちょっとお困りだと聞いて。人手はいらないかい?(キリッ)
エゼラ:人手は欲しいですね‥探索とかお得意ですか?
デービィス:得意よ、ちょー得意!あと後方支援とかも出来るから役に立つよ!
エゼラ:では宜しくお願いします、私はエゼラと言います。
デービィス:オレはデービィス!宜しくなーエゼラたん!
エゼラ:たんはやめてください。これでやっと二人ですね、‥そう言えばあちらの方々はお仲間ではないんですか? お話されてましたよね?
デービィス:ハッ! ブラザー! 聞きたいことが!
クゾル:どうしたんだブラザー、改まって。俺のスリーサイズが気になるのかね?
ナルシェンテ:なんでそうなるんだ(笑)
デービィス:それはまた後程聞くとして! 今、暇かい?
クゾル:あぁ、暇かと尋ねられれば暇だね。
デービィス:パッと見マジックユーザーだろ? 遺跡探索とか一緒にどうだい?
クゾル:考えている素振りをしながら緑色の光をチカチカさせているという、‥ちなみに緑色は友好的で興味津々な感じね。
ナルシェンテ:流石はフロウライト、分かりやすいな。‥これも何かの縁だ、出来れば私もご一緒させては貰えないかな?
エゼラ:え、私?
ナルシェンテ:勿論だとも、私はナルシェンテという。ブレイドだ、戦闘では足を引っ張ることはないと思うのだが‥どうだろうか?
エゼラ:こちらこそありがとうございます、私はエゼラと言います。ルーンフェンサーとして活動しています。
クゾル:では俺も参加させてもらおう。見て分かると思うが晶石の身体をしている、フロウライトという種族だ。名をクゾル、ジオマンサーだ。
エゼラ:クゾルもありがとうございます、これで4人‥行けるでしょうか?
ナルシェンテ:ふむ、私も遺跡探索は未経験でね。少数ではあるが様子を見つつでもいいのではないかな。
クゾル:そういやデービィスはダードマスターのこと言わないんだな。
デービィス:ちょっと悩んでるのよねー。とりあえずいっかなーくらいのノリで。


デコボコ4人組


GM:どうにかパーティーを組めたところで、どうしますか?
エゼラ:まずは情報を共有するところから、ですよね。
ナルシェンテ:それはありがたいね。
エゼラ:あと、これはアヴレス団長からの依頼でもあるので報酬もありますよ。一人3000ガメルになります。
デービィス:マジでか、燃えてきたー!
クゾル:‥‥あと一つ、問題があるのだが。
エゼラ:え、なんですか?
クゾル:この4人、誰も魔動機文明語が読めない(笑)
ナルシェンテ:あー‥‥(笑)
デービィス:ホントだわー、これ文献とかアウトじゃね?
GM:まぁ読めないのは仕方ないですね(笑)
エゼラ:重要そうな文献は持ち帰ればいいんです!
デービィス:せやな!よーし、パパ両手一杯持っちゃうぞー!
クゾル:しかし筋力は2(笑)
デービィス:うーんうーん、お箸より重いもの持てないお!
エゼラ:力仕事は向いてませんね‥(笑)
ナルシェンテ:なに、その役割は私だろう。‥量にもよるがね。
クゾル:よし、ちょっと真剣になろう。
GM:さっきから何処をちょっと自重したのかを聞きたいんだけどね?
クゾル:(スルー)ドラグア屋敷と言ったかな、魔動機文明の物ならば施設で調べてみる価値はないだろうか?
エゼラ:図書館とかですよね、GM。図書館がある場所は分かりますか?
GM:エゼラはダーレスブルグっ子ですから知ってていいですよ。街の中央エリアに図書館はあります。
ナルシェンテ:今、何時頃ですか?
GM:お昼過ぎ辺りですね。もし調べるならダイス目にもよりますが夕方くらいまではかかると思って下さい。
デービィス:急ぐ依頼?
エゼラ:特には言われてませんね。
ナルシェンテ:では調べてみよう。何か参考になることがあるかもしれないしな。
クゾル:任せたまえ、俺のセージが火を噴く時間だ!
GM:まぁ、頑張ってくれたまえよ。あ、ナイゼルが『もし行くなら声かけて欲しいな、その場所まで案内するよ』とのことです。
デービィス:おうよ、その時は宜しく頼むぜ兄弟!
GM:では早速向かいますか?
クゾル:そうだな、早い方が良いだろうさ。
GM:分かりました、それでは皆さんはダーレスブルグの中央エリアにある図書館までやってきました。
エゼラ:閲覧などは出来ます‥よね?
GM:図書館からの持ち出しは出来ませんが、エゼラがいるので閲覧は可能です。そうでなければ冒険者の宿の紹介、そして予約が必要になります。
ナルシェンテ:エゼラ、凄いな(笑)
エゼラ:私もびっくりしてます。
GM:エゼラは第3インセイレヴ騎士団の入国チェックの人手不足の際にもお手伝いに来てもらっている事もあるので、臨時騎士見習いみたいな扱いでもありますね。
デービィス:あれ‥? エゼラたんってすごいの?
エゼラ:私の力じゃないですから。すごくないですよ?
GM:では文献判定をしてもらいましょうか。目標値は11です。
クゾル:(コロコロ)12、成功だな。
エゼラ:私も振ってみていい?
GM:いいですよ、平目ですけどね。
エゼラ:(コロコロ)7かー、失敗ね。
デービィス:オレも手伝うぜブラザー!(コロコロ)7!
ナルシェンテ:文献は門外漢だからな‥(コロコロ)11だ。見つけたようだな。
デービィス:なんだって!?
GM:ではクゾルとナルシェンテの二人は調度、ドラグア屋敷に関する書物を見つけました。それによって得られた情報は以下の通りです。

◇ドラグアことドラクロアは魔動機文明時代に実在した人間の学者だった。
◇竜についての研究をしていたらしく、ザルツ地方に居を構えていた。


クゾル:ふむ、竜‥ねぇ。
ナルシェンテ:他にはないか?
GM:それがですね、このドラクロアという人物。ザルツ地方にいた他の学者達の手記にちらほらと名前が載っている程度なんです。しかもどうやら手記に書かれている限りでは、随分と人の道に外れた研究をしていたらしく、あまり良いことは書かれていません。
ナルシェンテ:竜の力の魅力にとり憑かれた‥といった所か。
クゾル:なるほど、この人物の知名度が高くない理由が分かった気がするな。
エゼラ:探索するのに不安な要素ばかりですね。
デービィス:妙なものばっかり出てきそうだなー、大丈夫かー?
エゼラ:‥でも、それらしい文献が出てきても読めませんよね。私達(笑)
デービィス:あ、ちょっと安心したわ(笑)

エゼラは孤児院へ、他の三人は『秋雨の囁き亭』での宿泊となりました。
その時にナイゼルにも明日の朝に発つと伝えることになりました。


GM:では翌日になりました。三人は宿泊費などを減らしておいて下さい。
ナルシェンテ:20ガメルほど減らしておこうかな。
クゾル:同じく20ガメルにしておこう。
デービィス:キリが良くなるから15ガメルにしとく。
エゼラ:デービィスだけ理由が(笑)
デービィス:キリがいいのってなんか良くない? 元担ぎ的な。
エゼラ:そういうものなの? −−あ、GM。私は孤児院に100ガメルほど置いていきますね。
GM:分かりました。ではそれだけ減らしておいて下さい。
デービィス:へい、兄弟! 今日はよろしくな! と朝飯むしゃむしゃしながら言う(頬張っているらしい)
GM:『おう、こちらこそよろしくだぜ!』とこちらもむしゃむしゃしながら答えるナイゼル(同じく頬張っているらしい)
ナルシェンテ:落ち着いて食べなさい(苦笑)
クゾル:クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカ‥‥おぉ、芳醇な香りじゃないか。こういう時ほど晶石の身体を恨むよ。
ナルシェンテ:前半がなければとても違和感がないのだがなぁ(笑)
エゼラ:すいません、遅くなりました。おはようございます。
デービィス:(もぐもぐしながら)もあおう。
クゾル:クンカクンカクンカ‥‥おや、エゼラ。おはよう。
ナルシェンテ:おはよう、朝食がまだなら隣にどうぞ。
エゼラ:あ、では失礼します。おじさん、私も朝食をお願いしますね。
GM:『あいよ、ちょっと待っててな』と店のおじさんが答えてくれます。しばらくしてからエゼラの分の朝食も来ますよ。
エゼラ:ありがとう、いただきます。
GM/ナイゼル:『あ、あきに言っれおふんらけろどは(もぐもぐしながら)』
クゾル:ブラザーの兄弟よ、何を言っているのか分からんぞ(笑)
GM/ナイゼル:『ごっくん。先に言っておくんだけど、おいらが案内するのは行きの道だけな? 帰りの道はおたくらだけで戻ってきてくれな』とナイゼルは水を飲み干しました。
エゼラ:行きだけでも案内してくれるだけでありがたいですよ、気にしないで下さい。
デービィス:そうだぜ兄弟、オレだって立派な大人! やれるさ!
クゾル:アダルティな一面を見せられるといいな、ブラザー。
ナルシェンテ:ぶっ(吹いた)
デービィス:ちょ、おじさん笑ったわね。オレもやる時はやるのよ?
エゼラ:まだそのやる時のデービィスを見せてもらってないね(きっぱり)
ナルシェンテ:これからがデービィスの腕の見せどころだろう、待たずともその内見れるさ(笑)
デービィス:あぁ、見せてやんよ! 見た目は子供、中身はグララン! 名スカウト、デービィスの底力を!
クゾル:これが勇士デービィス誕生の瞬間であった(ナレーション風)
GM/ナイゼル:『ええぞ、ええぞ!もっとやれ!』
デービィス:ほあちゃあ!(謎のポーズを取っている)
エゼラ:‥‥どこから突っ込めばいいんでしょうね、ナルさん。
ナルシェンテ:うーん、この勢いに負けないようにしないと行けない所から始めようか(苦笑)


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