18後悔先に立つ

「だったら俺が、初めての男になってあげますよ」

「え?」


 それってどういう意味という先生の問いに答えず、スカートをめくりあげてうつ伏せになる。
 眼の前に広がる赤城先生のアソコに指を突っ込んで、適当に中をかき混ぜてみる。


「っあ! いや、あ、ああっ! だ……、動かさないでぇ……っ。あ、あ……っ!」


 俺の指が動く度にひくひくと震えるアソコ、流れ出る愛液。
 初めて間近で見るそれは気持ち悪いと言うよりは、液で光っていてたまらなくエロい。


 さらに反応してもらうために右手で壁を広げ、奥へと指を入れていく。
 派手に濡れているためにクチュクチュと粘っこい水音が鳴る。


 ヤベ……マジに興奮する。

 面には出していないと思うが、俺の興奮度はマックスに達していて、下半身もそれなりに膨張している。


 正直、早くナカに挿入れたい。
 でも、衝動に任せてしまえば俺が童貞だとバレてしまう。
 なるべくなら、そういうカッコ悪いのはごめんだ。
 だったら赤城先生の中をしっかり濡らして、吸い込まれるようにして包み込まれたい。


 しかし、赤城先生の濡らし方は尋常じゃなく、早くもふやけ始めていた。


「赤城先生、濡らしすぎですよ。俺の指、ふやけてきちゃいました。ほら?」


 ぬるっとした液体をまとった指を先生に見せると、顔を真っ赤にさせる。
 あまりにも液体の量が多いことへの、もしくは俺の指がてらてらと輝いていることへの恥じらいか。


「いや……っ、そんなの見せないで……」

「何でですか? ……あー、汚いとかですかね? でもこの液体、先生自身が出してるんですよ」


 すーっと赤城先生の顔にその指を滑らせ、そのまま口の中に入れる。


 先生は突然のことに驚きつつ、首を横に振る。
 どうしてこんな乱暴なことするのとでも訴えかけるように、涙をこぼす。


 何で?
 先生を苛めるのが楽しいから──その他に理由なんか必要か?
 男は性衝動に従順……だから、俺は先生を犯してる。


 なのに何で、先生は大声を出さない?
 確かに俺が誘惑されたと言えば赤城先生の身は危ないが、それは俺が誘惑したと相手が言っても通用する話。
 それに今の状況なら、さらにその論証は濃くなる。
 なのに……何で……。


 そうこう考えていると、何だかムシャクシャしてくる。
 胃がムカムカするような、そういうやるせない感じ。

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