心の内
一体何がいけなかったのでしょうか。
私はいつから間違った方向に進んでしまったのでしょう。
どうして私は同じような道を辿ってしまうのでしょう。
私は…、どうしたらいいのですか?
ああ、いけませんね。
こんなことを考えていても意味がないのですから。
私はただ、ここで生きていかなければならないから。
それが運命だから。
仕方ない。
そう、仕方がないのです。
『あら、今宵も美しいお月さんだこと』
さて、今は辛いことは忘れましょう。
私がそんなでは誰も宴を楽しめないのですから。
仕事こそ、私の生き甲斐。
私が私でいられる唯一の場所なのですから。
これ以上望むものなど…
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