師走
留まらない空気が
掠め取る
混沌とした街の
想いと台詞
混ざり合い流れて
濁ってしまう
その弱さに誰も
気がつかないまま
あの人が置いていった
言葉はひとつとふたつある
けれど意味を忘れられて
腐る間際だとは知らないんだ
今日も青いね
この空は
掻きむしる手をあざ笑って
また距離を置くんだ
何処にあるのか
あの人が
つぐんだ意味と心は
この手ではとても掴めない
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mokuji
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