夢想
ああ もう
抱えきれないんだね
その小さな手の中の
壊れかけの夢を
途切れる
笑顔の端々でも
事足りてしまうほど
伝わる徒労感
僕はご覧のとおり
ただひとつの
明かりに付きっきりで
風除けをきみに
与えるだけの繊細さも
持ってはいないけれど
ねえ それが
砕ける日が
いつか訪れるとしたなら
僕の風除けを貸そう
灯が 消えて
夜になっても
きっと君のそれが照らすさ
まばゆい星の群れとなって
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