捧げもの | ナノ

 『I can't concentrate!』 ルクティア/林檎様相互リンク記念



やっぱり…

女に習うのは、男としてちょっと格好つかない気がするんだよな。


「嫌ですよ」

「…そこをなんとか!」



─────



「…いい、ルーク。これはね─」


「……う、うん……」



………なーんて。

ただのいいわけなのだけれど。



「ここは家庭教師に教わった?」

「え?…うーん、あんま憶えてねぇな〜…」


少しでも彼女が体を動かすと、サラサラで綺麗なマロンペーストの髪が腕に触れて、くすぐったさと共にシャンプーのいい匂いが漂ってくる。


─俺は今日から、音素学の勉強をはじめた。まず、音素がどういうものかということから。

全ては超振動をちゃんとコントロールできるようになるためだ。


教えてくれているのは、……ティア。

別に嫌な訳じゃない。─いや、むしろティアと一緒にいれて嬉しいんだけど。





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