▼ 『君と一緒に』 ルクティア/告白話/(090827)様リクエスト
日々募りゆく
この想いを。
――――…
君の歌に導かれて
始まりの地へ
戻ってきたあの日から
もう、4ヶ月が過ぎた。
あの日は、帰ってこれたら絶対に言うつもりだったんだ。
─だけど。
「ティアっ…」
「ルーク、どうしたの?」
「あのなっ、俺…」
「うん…」
「俺、…あの…」
「うん」
「えっと…あの、その…っ!」
「…ん」
「すっ…、す…す…」
「酢?」
「そっ、そう!最近すっぱいもんが好きで(何やってんだ俺…)」
いつもこんな感じで、誤魔化し方が嘘くさいまま、気付けば時間ばかりが過ぎていた。
ユリアシティでティアに会いに行くまではいいんだ。
だけど、その後はもう大変。
会った瞬間、ティアのことが好きなんだなって自覚させられて。
でも、その想いはなかなか口に出せなくて、好、までは言えても後が続かないんだ。
(ティアは 俺のこと 好きなのだろうか)
そう思うと、不安で仕方がなかった。
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