捧げもの | ナノ

 『すきの意味』 ルクティア/まりも様相互リンク記念


どうしよう。


最近の私は、おかしい。


貴方の、前になると。





もう空が赤い。

そんなことにも気付かないほど、集中していたのだろうか。



「じゃあアニス、あとは頼んだわね」


「はいは〜いっ、まかせてよ☆」


そう、可愛らしいエプロンを身に着けているアニスに一言言い残し、

おでんのいい匂いをかぎながら着ていたエプロンを脱いで、みんなが待っている焚き木のところへと足を進めた。


ふと空を見てから、顔を前へと向けると


「あっ、ティア!もう飯出来たんだな!!」


真っ先に目に入った、お日様色の髪の毛。


「…っ」


ドキン


────また、だ。



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