捧げもの | ナノ

 『m i n e』 ルク,ティア,アニ,ナタ→ルクティア/もるもっと様リク


「ルークー!!!
私、疲れちゃったな〜!おんぶしてよっ♪」


「まあっ、アニス!!
何をしているんですの!?ルークはこれから私と買い出しに行くのですよ!」


「そうよアニス。みんな我慢してるんだから」



「だー!!!アニス暑い!ティアもナタリアも近いだろ!」


左にティア、右にナタリア、そしてルークに抱きついているアニス。
ミュウと一緒にお昼寝をして帰ってきたところを、一瞬にしてルークは囲まれていた。


「私もルークと買い出し行きたーいっ」


「アニスは昨日行ったじゃありませんの!」


「まあ気持ちはわからなくはないけれどね…。(私も明日、久しぶりにルークと買い出し当番…)」


「…つーか俺、何で3日連続買い出し当番なんだ?」


そして、その4人のあとを歩くのが、ジェイドとガイ、ガイの頭に乗っているミュウ。


「―両手に花、ですねぇ」

「ははは、最近女の子たちはルークにぴったりだよなぁ」

「入るすきまがなかったですの…」



楽しそうに話すジェイドとは逆に、ミュウは寂しそうにしている。

…それもそのはず。
少し前ならミュウに目がなかったあのティアでさえ、眼中にあるのはルークのみ。

ティアたち3人ルークのまわりをつねに囲んでいるために、ミュウがルークの肩に乗っていられるのは、寝るときとその直前、女性陣が料理をしているときだけ。

その他は囲まれたり魔物と戦ったり、ミュウは道具袋に入っていることが多い。


しょんぼりしているミュウを見て、ガイは苦笑いを浮かべた。


「み、ミュウ…俺がルークのところに連れてって」

「ボクもティアさんたちと一緒にご主人様を囲むですの!」

「やめとけ(…なんでそうなるんだ?)」




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