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Euphuism - ep10


「あそこにある時計台が見える?」
 シャーロックは向こうを向いたままそう言った。わたしは姿勢を変えて窓の外を見ようとした。窓の端っこに、確かに時計台が見える。ここらでは一番背の高い塔かと思われる。
「僕はそこから飛んでみたい」
 シャーロックが抑揚のない声で言う。わたしは耳を疑った。「……と、思ったことがある」

大逆転裁判 / シャーロック・ホームズ
長篇 Euphuism - ep10

8周年おめでとうございます。
8年前、夢小説を書くことも、一切のオタク活動もそろそろ潮時かなと思っていた矢先、大逆転裁判という作品に出会いました。この作品のおかげで、今も自分はこんなふうに活動できているのだと思っています。
Euphuismもリライト中です。

2023/07/09
創作メモ