ファントムハイヴ家 5 / 10 05 「セバスチャンのあの気合いの入り方… 間違いねェな 今日は客が来るに違いねぇぜ!」 「間違いあるないネ」 「ごちそうが食べれるねっ!!」 「____お客様が来るのは間違いないけど。 変なことしても私一人だと3人のカバーをすることはできないから、 くれぐれも変なこと、余計なことしないでね」 「わかってねぇな、嬢ちゃん 昔の俺たちと今の俺たちは違うんだぜ!? これは一歩先行くサービスであの セバスチャンをあっと言わせてやるんだよ! 俺たち使用人の腕の見せどころってもんだ そうだろ?」 「あっそうか!! じゃあっ僕はお客様が見たことないくらい美しい庭にしてみせます!」 「じゃあワタシお客様用のティーセット 新品に負けないくらいピカピカにするだよ!」 「そいじゃオレ様は客が驚いてアゴ外しちまうくらいスゲェメインディッシュを作ってやるぜ!」 やる気を見せるファントムファイヴ使用人3人衆 「やめてください。冗談じゃありません。 必ず失敗して後で怒られるのが目に見えていますよ」 先が読めている優秀女王付きメイド 「「「よーしじゃあ作戦決行だっ がんばるぞーーっ」」」 (聞かなかったことにしよう。 流石にこれは面倒くさいわ) ≪≪prev ■■さいととっぷ |