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〜本物のアイドルは誰だ!〜


これは先日にあった一条の誕生会で優姫たちが来る前にあった小咄である。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



コウ「やっほーみんなのアイドルコウくん登場だよ!」


一条「コウくん!来てくれたんだね!」

コウ「拓麻くん!お誕生日おめでとっ!」

ルキ「コウ、よく来たな。にしても到着予定より随分早いようだが」

コウ「んー?仕事がたまたまここの近くであったからマネージャーにそのまま車で送ってもらったんだ♪
それで偶然に偶然が重なって千里くんと遠矢ちゃんと現場が一緒だったからさ、一緒に来たんだ〜」

一条「テレビでよく見かけるよ!アイドルは忙しいだろうね〜」

コウ「へへっまぁね〜」

藍堂「おい一条!僕を呼んだか?」

アイドル先輩とデイ・クラスの女子に名付けられたら藍堂英は"アイドル"という言葉を拾ったのか、こちらにやってきた。

名前「違うよ藍堂さん。呼ばれたのはコウ」

支葵「……本物のアイドル」

藍堂「狽ヘぁっ喧嘩売ってるのか!?」

支葵「別に……」

コウ「フフッあららー"学園内"のアイドルは"日本"で活躍してるアイドルに嫉妬?」

藍堂「な、何言ってるんだ!ぼ、僕は別に…」
架院「おい英。純血の君だぞ」


コウ「そこのワイルドくんいいよー気にしなくて。名前ちゃんと同じよーに接してくれれば」

架院「はぁ…そうなんですか……」

莉磨「藍堂サン、無神サンは現役アイドル。よくテレビに出たりCD出してるの」


藍堂「うっ、うるさい!僕は歌ってはないが小さい頃は天才少年として今でも研究所に引っ張りだこなんだぞ!」

ルキ「そこは負けているな。コウは頭は決して悪いほうではないが、天才というわけでもない」

コウ「ちょっとールキくんはおれのお兄ちゃんなんだから弟のフォローしてよっ」

ルキ「事実だろう」

名前「2人って我が儘なのも共通だよね」

コウ「名前ちゃんヒドイっ」
藍堂「この僕に何てこと言うんだ!」

支葵「…似た者同士」

莉磨「そうね」



_________


名前「いつまでもいがみあってもしょうがないから色んな面から見て、どっちがより"アイドル"か決めよう」

ルキ「……はぁ。確かに何時までも騒いでいられたら迷惑だ」

コウ「ふふっーん♪おれは受けて立つよ♪言うまでもなくおれの勝ちだけどねっ」

藍堂「いいじゃないか!僕も受けて立ってやる!」



一条「じゃあ今日の主役である僕が司会を務めるよっ


まずはルックス対決!2人の身長と体重は?」


コウ「おれは身長176cm!体重は55kg!」

藍堂「それだけしかないのか!僕は身長177cmもあるぞ!」


コウ「ちょっとー1cmしか違わないんだからそんなに威張らないでよね!」


名前「コウの方が低いんだ……意外」

ルキ「ブーツのヒールが高いからな」

一条「これは藍堂の勝ちだね!」

コウ「いいよー♪別に!」

藍堂「余裕ぶりやがって!!次だ次!」



一条「次は〜ファッションセンス対決!
2人の普段の格好がどれほどオシャレに気を使っているかな!?」



支葵「普段ってことは制服?」

名前「コウは大分アレンジしてるよね」

莉磨「藍堂サンは規定をそのまま………


これは無神サンの勝ちでしょ」


コウ「だよね〜♪」
藍堂「何でだ遠矢!」


名前「だってコウの方が色々考えて着てる」




mokuji
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