春風舞う季節と共に | ナノ


A HAPPY NEW YEAR!!

※お正月2012(天恵)のオマケだった……らしい←



「……明けたな」


「明けちゃったね〜」


「明けましたね」


「そっか明けたんだ……」


「……何が楽しくてメタル狩りしながら年を明けなきゃいけないんだ?!





まあ、そういうことである(笑)





「ナレーションが(笑)とかどういうことだよ」


「まぁ、(呆)とかじゃなくて良かったじゃん!」


「そんなの出されたらダーマ神殿から飛び降りるぞ俺は」


「あ、タクトさんの足元にはぐれメタルが……」


「一閃突きぃぃっ!!」


「魔神斬りっ!」


はぐれメタル目掛けて突進するユラン(ヤリ装備)とキルハ(オノ装備)。
無論、傍のタクトにも被害が及んだ。


「お前ら俺を殺す気か?!」


「いや、まぁはぐれメタルを殺る気はマンマンだったんだけどね」


「ごめんねタクト! 私はいつでも全力だから!」


もう、いっそ清々しいほどの笑顔×2。


「それにしても……お腹すいたよー」


「いきなりだな」


ユランのぼやきにタクトがツッコミを入れる。最早どちらが旅芸人か分からなくなってきた。
とは言え、メタル狩りで長時間走り回っていたら、そりゃ腹は空くだろう。


「ユランさん、でしたらこちらのお節料理をどうぞ」


フィリアは、どこからともなく重箱を取り出した。


「一体どこからそんなものが出て来るんだ」


明らかに軽装備なフィリアであるが、そこはつっこまないお約束。


「私だて巻き食べたい〜」


「俺は数の子がいいな」


「リッカさんにたくさん作ってもらったので、たくさん食べてくださいね〜」


重箱は三段もあった。こんな重いものを運べるのも、ひとえに“ふくろ”というドラクエの画期的システムのおかげである。


「あれだよね、最早次元の違うポケットだよね」


「なんか分かりにくいぞ」


「普通に四次元って言おうよ……」


こうして、3rdパーティの年は明けてゆくのだった。















A HAPPY NEW YEAR!
(ところでタクトさんは何を召し上がりますか?)
(……栗きんとん)
(……なるほど、甘党だね)



―――――
グダグダなおまけでしたハハハ←


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