「え、どうしたの今日人多い」
「個人ランク戦室のメンテで模擬戦できねーとかでなんか集まった」
「へー。あ、洋介と駿おはよ」
「おー」

「そういやさ。給料とか特別戦功とかって皆どうしてんの?」

「俺全部親が管理してるからほしい物あったら親に交渉してる」
「あーまぁ緑川はまだ中学だしなー」
「高校なったら自分で管理できるかな!?」
「親次第じゃね」
「ちぇ!じゃーそういうよねやん先輩はどうしてんの?」
「俺は最初全部自分で使ってたら滅茶苦茶怒られて今は半分貯金されてる強制的に」
「槍バカっぽい」
「うるせ!あ、じゃー太刀川さんは?」
「あ?俺?家賃と光熱費と食費だなーあとは車のローン」
「あーリアル」
「なお、慶さんの食費の大半は餅です」
「うるせーな、さあら。お前に奢ってる分もかなりあるぞ」
「そうだっけ。慶さんいつもありがとお」
「おう。しょうがねぇな」
「太刀川さん、チョロすぎっすよ」
「しょうがねぇだろ、さあらだぞ。かわいいだろうが。でお前は?出水」
「家に10万くらい入れて、あとはてきとーにしてます」
「うちにも食費入れてくれてるよねー、公平。いらないって言ってるのに」
「遠慮なくさあらの飯食いてーからだから受け取れって言ってるだろいつも」
「……お前等なんなの?夫婦なの?」
「まぁそのうちに」
「ちょっとは恥じらえよ!で、さあらは?」
「生活費」
「え」
「とうやと二人分の生活費。残った分と特別戦功は、とうやが将来進学したいって言ったときのために貯金してる」
「……さあら、いつでも食いたいもん言えよ。俺が奢ってやるからな」
「ありがとー慶さん。好き!」
「ジュースくらいならおごるって、よねやん先輩が」
「ありがとー陽介。あ、でもとうやが医学部に進学してもなんとかなるくらい貯まったんだよ」
「え、それすごくね」
「あれ、でもとうや進学しねーって言ってなかった?」
「言ってるー。その時は、んー。公平と結婚した時に家買う」
「さあら、お前ほんとさぁ」
「そういうとこだぞ、まじで」
「ほんとそれ、さあら先輩」
「来月から食費倍払うから、余ったら貯金しといて」
「えー?」

42(経済的な話)


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