さあらと出水さんが女子にキャーキャー言われてる隠岐さんが出くわした話

「隠岐くーん」
「どーもどーも」

「さあら、なんや。言いたいことあるなら言うてみ」
「きゃーおきくーんかっこいー」
「棒読みやめーや」
「へっ」
「鼻で笑うんもやめーや、女の子やろ」

「お前らほんと仲悪いよな」
「出水、自分の彼女、ちゃんと首輪付けといてや。通りかかるだけで噛み付きにくるんやけど」
「わりーな、なっんか隠岐にだけこうなんだよな」

「隠岐さんのばーっか」
「黙り、ホンマにこの子は!」
「叩かないでよ!隠岐さんのあほ!」

「いやだからお前なんでこんなに敵意剥き出しなんだって。隠岐になんかされた?」
「してへんって、出水。人聞き悪いこといわんとって」
「嘘吐き!初めてあった時にA級1位の出水くんの彼女いうからもっとナイスバディの美人かと思ったら……ていった!」
「そうやっけ」
「そうだよ!!」
「覚えてへんわぁ」
「がるるるるる」

「隠岐、お前さあらのことからかうの好きだな」
「ばれた?反応がええんよなー。初対面からこいつはからかうとおもろい奴やと思って」
「とるなよ」
「わかっとるって」

49(隠岐さん)


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